富士森公園

富士森公園

富士森公園は、東京都八王子市台町二丁目に位置する、市内最古の歴史を持つ公園です。1896年（明治29年）に開園し、長きにわたり市民の憩いの場として親しまれてきました。

歴史

公園は、もともと盆地内の台地部に位置し、「富士森の丘」と呼ばれていました。かつてはここから富士山を望むことができましたが、周辺の開発により、現在は富士山を見ることはできなくなりました。

園内の施設

園内には、以下の様な様々な施設があります。

富士浅間神社および富士塚: 地域の人々に信仰される神社があり、その境内には富士塚も築かれています。
戦没者慰霊塔: 戦争で亡くなった方々を慰霊する塔が建立されています。
富士森体育館: 2016年2月にリニューアルオープンした体育館です。以前はプロレスの試合も開催されましたが、近隣の八王子市民会館の方がプロレス会場として利用されることが多く、この体育館での開催は珍しいものでした。
八王子市民球場: 高校野球の西東京大会の会場として利用される一方、かつては都市対抗野球やイースタン・リーグの公式戦も開催されていました。読売ジャイアンツに所属していた呂明賜選手が、この球場で1試合3本塁打を記録したことは有名です。
陸上競技場: 1986年にはミニ独立国オリンピックのメイン会場となり、開会式は隣接する市民球場で行われました。
フットサルコート: 現在は閉鎖されています。
市民プール: 2004年9月に閉鎖されました。

イベント

公園では、様々なイベントが開催されています。

八王子まつり花火大会: 八王子まつりの際には、公園が花火大会の会場となり、多くの人が訪れます。
* 富士森公園フリーマーケット: 定期的にフリーマーケットが開催され、賑わいを見せています。

2020年東京オリンピック聖火リレー

2020年東京オリンピックの際には、聖火リレーのセレブレーション会場となりました。公募で選ばれた約1万人の聖火ランナーが、この場所を駆け抜けました。組織委員会によると、聖火ランナーの公募には全国で53万件以上の応募があり、東京都の公募枠165人に対して1万6910人が応募、倍率は102倍に達しました。

富士森公園は、歴史と自然、そしてスポーツや文化が融合した、八王子市民にとってかけがえのない場所となっています。

もう一度検索