富山エフエム放送

富山エフエム放送株式会社の概要

富山エフエム放送株式会社（Toyama FM Broadcasting Co., Ltd.）は、富山県を対象としたFMラジオ放送を実施する事業者です。愛称はFMとやま、コールサインはJOOU-FMで、全国のJFN系列に属します。1981年に放送の認可申請があり、1985年に開局しました。

沿革

FMとやまの設立は1981年に始まります。同年、エフエム富山と富山テレビ放送がFM放送の申請を行いました。1982年には郵政省から73のFM局への周波数割り当てが行われ、その後多くの企業が開局申請を行いました。

1984年には「富山エフエム放送株式会社」という名称で免許申請が行われ、同年予備免許が交付されました。1985年4月1日には、富山県で14番目に民放FM局として正式に開局しました。開局時のコンセプトは地域の情報を中心にした放送内容で、リスナーとの親密な関係を築くことが目的でした。

開局からしばらくの間、ニュース提供は読売新聞、朝日新聞、富山新聞、北陸中日新聞が担当していました。重要な中継局も設立され、県内全域に放送範囲を拡大していきました。1995年4月1日には文字多重放送が開始され、その後様々な技術革新を経て、オンライン配信などにも対応しています。

ハイライト

FMとやまは、リスナーに親しみやすい番組を多数制作しており、地域のニュースや音楽、文化を紹介しています。特に、自社制作のラジオ番組は多彩であり、土曜日に放送される「BEAUTIFUL MOMENT」や日曜日の「レクサス富山 アメイジング クラシック」などが人気です。また、地元のアーティストや文化イベントにも積極的に参加し、地域活性化に貢献しています。

近年の動向

近年、FMとやまはインターネットを通じた配信にも力を入れており、radikoやラジオクラウドなどのサービスを通じて、全国どこからでも放送を楽しめるようになっています。また、富山県内でのイベントでは、リスナーとの交流を深めるためのトークイベントや公開録音も行っています。

現在の運営

FMとやまは、富山市に本社を構えており、サテライトスタジオも開設しています。地域の情報と音楽を提供するだけでなく、県内外の文化を発信することにも注力しています。リスナーからのフィードバックを重視し、半世紀近くにわたって地域とともに成長してきたFMとやまは、今後もさらなる発展が期待されます。

結論

富山エフエム放送株式会社は、地域に密着したFM局として多様なプログラムを提供し、リスナーとの強い結びつきを大切にしている放送局です。今後も地域を支え、文化を広める役割を果たしていくことでしょう。

もう一度検索