富山県道43号富山上滝立山線

富山県道43号富山上滝立山線：富山市と立山町を結ぶ主要地方道

富山県道43号富山上滝立山線は、富山県富山市と中新川郡立山町を繋ぐ主要地方道です。富山市荒町を起点に、立山町の芦峅寺を終点とし、豊かな自然と都市部を繋ぐ重要な交通路となっています。

歴史と整備

この路線の歴史は古く、1976年には建設省（現・国土交通省）によって主要地方道に指定されました。その後、富山県によって路線が認定され、段階的な整備が進められました。特に、1995年には上滝から才覚地区間の開通、1999年には富山地方鉄道上滝線をアンダーパスする小杉地下道路の完成など、重要な整備が実施されています。これらの整備によって、交通の利便性が大幅に向上しました。

路線状況と特徴

富山市内では「桜橋電車通り」という親しみやすい愛称で呼ばれており、地域住民に深く根付いた道路です。かつては「黄金通り」という愛称も用いられていました。起点である荒町交差点では、富山県道22号富山停車場線と接続しており、交通の要衝となっています。

また、複数の県道と重複区間が存在します。具体的には、富山県道65号富山大沢野線、富山県道35号立山山田線、そして富山県道170号弘法称名立山停車場線と重複区間があります。これらの重複区間は、地域における道路ネットワークの複雑さを示しています。

主要な交差道路と橋梁

この路線は、多くの道路と交差しています。国道41号、富山県道6号富山立山公園線、富山県道179号三室荒屋富山線、富山県道3号富山立山魚津線など、主要な道路との接続が確保されています。また、真川大橋や藤橋など、特徴的な橋梁も存在します。これらの橋梁は、地域の地形的な制約を克服し、交通の円滑な流れを確保する上で重要な役割を果たしています。

地理と通過自治体

富山上滝立山線は、富山市と中新川郡立山町という異なる特性を持つ2つの自治体を貫通しています。富山市内では都市部特有の交通状況を反映しており、一方、立山町内では山間部特有の道路環境が見られます。この路線は、都市部と山間部を繋ぐ重要な役割を担っているといえます。

まとめ

富山県道43号富山上滝立山線は、長い歴史と段階的な整備を経て、現在に至っています。桜橋電車通りという愛称からも分かるように、地域住民にとって身近な存在であり、都市部と山間部を繋ぐ重要な交通インフラとして機能しています。多くの道路との接続、重複区間、そして特徴的な橋梁の存在は、この路線の複雑さと重要性を示しています。今後も、地域の交通維持・発展に貢献していくことが期待されます。

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