寝屋川信号所

寝屋川信号所

大阪府寝屋川市に位置する、京阪電気鉄道京阪本線の重要な施設、それが寝屋川信号所です。この信号場は、駅と駅の間にある列車の運行を制御するための施設であり、乗降はできません。

概要

寝屋川信号所は、京阪本線の萱島駅と寝屋川市駅のほぼ中間に位置しており、両駅からはそれぞれ約1.1キロメートルの距離にあります。

この信号所が持つ主要な役割の一つは、天満橋駅から続く京阪本線の複々線区間がここで終わりを迎え、京都方面へ向かう複線区間へと切り替わる「結節点」となっていることです。線路の数が変わる重要な地点として、列車のスムーズな運行を支えています。

また、京阪電車の運行を支える大規模な車両基地である寝屋川車庫への出入りを管理する役割も担っています。多くの列車がこの信号所を経由して車庫との間を行き来しており、京阪本線のダイヤを維持する上で欠かせない機能です。

信号所内には、大阪方面、具体的には萱島駅側に引き上げ線が設置されています。この引き上げ線があることで、萱島駅を終着とする列車は、一度この信号所の引き上げ線に入線し、方向転換を行って再び萱島駅へ戻り、折り返し列車として運転することが可能となっています。これにより、車庫に入庫せずとも効率的な折り返し運転が行われています。

京阪電気鉄道が導入している列車運行管理システム『ADEC（自律分散型列車運行管理システム）』の駅装置もこの信号所に設置されており、特に列車の車庫への出入りに伴うポイントの切り替えといった操作は、このシステムによって自動化されています。これにより、運行の安全性と効率性が高められています。

ただし、営業列車が複線区間から複々線区間の外側線（緩行線）へ転線する際には、寝屋川信号所構内ではなく、萱島駅のすぐ手前で行われています。

この信号場は、かつて1964年5月31日までは「萱島信号所」という名称で呼ばれていました。この日付をもって、現在の寝屋川信号所に改称されています。

信号所周辺

信号所の北側には、京阪バスの「[寝屋川]]市駅」停留所があります。寝屋川市駅を発着するバス路線の詳細については、[寝屋川市駅のバス路線に関する記事をご参照ください。（注：リンクは例であり、実際の記事へのリンクではありません）

隣の駅

京阪電気鉄道 京阪本線における寝屋川信号所の隣接駅は以下の通りです。

萱島駅 (KH16)
寝屋川信号所
寝屋川市駅 (KH17)

関連項目

日本の信号場一覧

（注：上記は提供された情報を元に記述しています。）

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