寺岡精工

株式会社寺岡精工は、計量器およびPOSシステムの開発・製造・販売を手掛ける企業です。食品スーパーや食品加工工場といった業界に強みを持っており、その製品は業務効率化に大きく貢献しています。粘着テープ製造の寺岡製作所とは異なる企業です。

沿革

寺岡精工の歴史は、1928年（昭和3年）に寺岡豊治が設立した株式会社朝日衡器製作所に始まります。その後、1934年（昭和9年）に寺岡武治が寺岡研究所を創立。1938年（昭和13年）には、寺岡研究所を寺岡精工所へと改称しました。1954年（昭和29年）には、日本初の自動巻上カメラ「オートテラI」を発売するなど、革新的な製品開発にも力を入れていました。

製品

寺岡精工の主力製品は、レジスターやPOSシステムです。2010年代以降は、量販店向けに「チェックアウトレボリューション（スピードセルフ・スマイルセルフ）」という名称でセミセルフレジシステムを提供しています。このシステムは、自社製のレジと精算機をセットで提供することを基本としていますが、イオングループの導入事例のように、他社製の読み取りシステムと自社製の精算機を組み合わせて使用するケースもあります。

また、同社は計量器の分野でも多くの製品を提供しています。その他、かつてはカメラの製造も行っていましたが、1959年（昭和34年）に発売した「オートテラスーパー」を最後に、この分野から撤退しています。

飲食店向け製品では、2006年（平成18年）11月に飲食店総合マネージメントシステム「Delious（デリオス）」を、2008年（平成20年）12月には販促機能付きの次世代タッチパネル券売機「セラップ」を発売しました。さらに、2009年（平成21年）12月にはスタイリッシュでコンパクトなPOSレジスター「A4（エーフォー）」を市場に投入しています。

広告展開

寺岡精工は、かつてラジオCMを中心とした広告展開を行っていました。1960年代からラジオCMでの広告活動を行い、1987年（昭和62年）4月からは文化放送の人気昼ワイド番組「吉田照美のやる気MANMAN!」の1コーナーのスポンサーを務めたことで話題となりました。その後、同番組から降板した後は、ニッポン放送の朝ワイド番組内で、月曜日から金曜日までの帯で20秒間のラジオCMを放送しています。

関連企業

寺岡精工には、関連企業としてテラオカが存在します。

脚注

(省略)

関連項目

計量器
販売時点情報管理
キャッシュレジスター

外部リンク

株式会社寺岡精工
寺岡オートドア株式会社
TERAOKA jp 寺岡精工 公式 - YouTubeチャンネル
* TERAOKA セルフレジ Channel - YouTubeチャンネル

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