寺島本町東

寺島本町東（てらしまほんちょうひがし）

寺島本町東は、徳島県徳島市に位置する町名で、内町地区に属しています。町域は寺島本町東一丁目から寺島本町東三丁目までが存在し、東から一丁目、二丁目、三丁目と並んでいます。

2009年12月時点の徳島市の調査によると、この地域の人口は239人、世帯数は111世帯となっています。郵便番号は〒770-0832です。

地理

寺島本町東は徳島市の中心街に位置し、JR徳島駅の駅前東半分を占めています。駅の西半分は寺島本町西となっています。

ダイワロイネットホテル徳島駅前（旧とくしまCITY跡地）やヨンデンプラザ徳島、徳島ステーションホテルなどが点在し、商店街を形成しています。町の北側は徳島駅構内の大半を含み、駅の反対側にある徳島町城内の徳島中央公園と接していますが、JR職員用の出入口と東端の歩道橋のみが連絡通路となっています。南側は一番町に接しています。

朝夕のラッシュ時には、多数の通勤・通学者が徳島駅に集まり、特に夕方の人の往来が活発です。

歴史

江戸時代には、徳島城との間を寺島川が流れ、寺島本町西と共に藩臣の屋敷が並ぶ武家地でした。この地を東西に貫く本丁筋（現在のとくしまCITY南の道路）が本通りでした。東端の剣先（本丁筋が寺島川にぶつかる三角地帯）には、銀札場御役所や寺島学問所が設けられていました。

明治時代になると寺島町の一部となり、小字では本丁筋を境として、北側が寺島本町北の東半、南側が寺島本町南に分かれていました。

1899年（明治33年）には、現在の寺島本町西・東にかけて徳島駅が開設され、徳島市の表玄関となりました。1907年（明治41年）には、剣先から寺島川を越え徳島城跡に入る剣先橋が架設されました。現在は城の内橋が架かっています。

1941年（昭和16年）には、寺島本町北の東半・寺島本町南・徳島町の一部を加え、現在の町名となりました。徳島町から一部が移されたことにより、徳島駅の東半のほとんどが寺島本町東となりました（これに対し西半のほとんどは寺島本町西ではなく徳島町城内です）。1975年には紙屋町（現 一番町）の一部を編入しました。

1972年（昭和47年）には南海ショッピングセンターが開店し、1983年（昭和58年）にはとくしまCITYとしてリニューアルされ、周辺地域の中心的な商業施設となりました。

しかし、2013年（平成25年）には老朽化などによりとくしまCITYが閉店。その跡地には、2015年（平成27年）にダイワロイネットホテル徳島駅前がオープンしました。

交通

道路
徳島県道13号徳島停車場線
橋梁
城の内橋 - 一丁目から牟岐線と寺島川を越え徳島町城内へと繋がっています。

施設

NHK徳島放送局 - 1丁目
学校法人村崎学園本部 - 1丁目
ヨンデンプラザ徳島 - 2丁目
アパホテル徳島駅前 - 2丁目
ホテルアストリア - 2丁目
徳島ステーションホテル - 3丁目
ダイワロイネットホテル徳島駅前 - 3丁目
フレシアとくしま - 3丁目
徳島クレメントプラザ（一部） - 3丁目
徳島駅（一部）- 主に3丁目

かつて存在した施設

とくしまCITY - 3丁目
笹倉スポーツ社 - 3丁目

参考文献

『角川日本地名大辞典 36 徳島県』（1986年 ISBN 4040013603）

外部リンク

徳島市ホームページ

もう一度検索