寺島進

寺島進について

寺島進（てらじま すすむ、1963年11月12日生まれ）は、日本の俳優およびタレントであり、東京都出身です。彼はジャパン・ミュージックエンターテインメント（イー・コンセプト）に所属しています。寺島は、映画やテレビドラマを通じて多くの有名な役柄を演じ、幅広い観客から支持を受けてきました。

来歴

寺島進は男三兄弟の次男として生まれ、実家は江東区深川で畳屋を営んでいました。父親は日本酒が好きで、優れたユーモアを持ちながら、丁寧に仕事をする職人でした。寺島は、地元の江東区立八名川小学校を卒業した後、深川第二中学校、さらに東京都立葛飾野高等学校を卒業しました。その後、三船プロの俳優養成所である三船芸術学院にて、殺陣やスタントを学びました。

卒業後は、宇仁貫三に師事し、剣友会に入門。この剣友会で寺島は芸能界での挨拶の仕方や先輩との付き合い方、さらには酒の飲み方を学びました。1984年にはテレビドラマに端役で出演を始め、翌年には『私鉄沿線97分署』で初めて名のある役を得ました。

その後、1986年には映画『ア・ホーマンス』でデビューし、同年には『痛快なりゆき番組 風雲!たけし城』にも参加しています。1989年の映画『その男、凶暴につき』への出演を契機に、北野武監督の作品に多く出演するようになり、一躍知名度を得ました。また、1993年にはビートたけしのオフィス北野に所属し、映画を中心に活動を広げました。

映画やドラマでの活躍

当初は映画を中心に活動していましたが、2005年にはドラマ『富豪刑事』に出演し、その後テレビドラマでも人気を博しました。同年には『踊る大捜査線』シリーズにて木島丈一郎役を演じ、さらにはスピンオフ作品として『逃亡者 木島丈一郎』も製作され、寺島が主役を務めました。

2006年以降は『アンフェア』シリーズに出演する傍ら、三谷幸喜作品にも数多く起用され、その演技力を発揮しました。2018年には、25年間在籍したオフィス北野を退社し、ジャパン・ミュージックエンターテインメントに移籍しました。

人物像

寺島は子供の頃、知人から「ムーちゃん」と呼ばれており、やんちゃで目立ちたがりやの性格でした。特に映画『トラック野郎』のファンで、主人公の菅原文太に憧れていました。中学時代は野球部に所属し、ハンドボール部に転じた後も音楽活動に励みました。

俳優としての下積み時代を経て、演技に真摯に向き合うことができたのも、周囲の人々からの助言があったからだと述べています。また、松田優作の影響を受け、後に彼との縁があって映画での出演が決まったことを喜んで語っています。寺島は、座右の銘に「継続は力なり」を掲げ、家族に対して「愛、恩義、結束力」を大切にしています。

活躍の軌跡

1970年代から1980年代にかけて映画やテレビドラマに出演を重ね、1995年には映画『おかえり』で新人賞を受賞しました。その後も多数の映画賞を受賞し、演技力だけでなく、その存在感で多くのファンを魅了しました。

結婚と家族

寺島は2009年、一般女性と結婚し、2010年に女児、2015年に男児が誕生しています。父親としての一面も持ちながら、俳優としてのキャリアを築いてきました。

寺島の経歴は、彼の努力と周囲の人々からの支援によって築かれたものであり、今後の活躍も期待されています。

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