寺崎浩平

寺﨑浩平のプロフィールと競技経歴

基本情報

寺﨑浩平（てらさき こうへい）は、1994年1月4日に生まれた日本の競輪選手であり、元自転車競技選手です。福井県出身で、日本競輪選手会福井支部に所属しています。彼は日本[[競輪選手養成所]]の第117期生として、特に注目を集めています。彼の師匠は鷲田佳史であり、福井競輪場をホームバンクとしています。高校を卒業後、法政大学を経て競技に励み、競輪においても素晴らしい成績を収めています。また、妻はガールズケイリン選手の寺崎舞織（旧姓内村）で、競輪界でも有名なカップルです。

競輪選手デビュー前の経歴

寺﨑は実家が自転車屋であることから、早くから自転車競技に親しんでいました。高校の先輩には脇本雄太がいます。大学では特に活躍し、2015年には全日本自転車競技選手権大会のマディソンと、全日本大学対抗選手権自転車競技大会のチームパーシュートでそれぞれ1位を獲得。2016年には大学を卒業し、福井県体育協会に就職しました。この年も全日本選手権のマディソンで優勝し、連覇を達成しました。

しかし、同年の国民体育大会では、成年男子ケイリンで優勝後のドーピング検査で陽性反応が出てしまい、優勝は取り消され、4年間の資格停止処分を受けました。彼は無実を訴え、不服を申し立て、結果的に資格停止期間は4ヶ月に短縮され、2017年には再び競技に復帰しました。復帰後、国体のケイリン種目で連覇を果たし、2018年にはチームスプリントでも優勝を果たします。この業績により、日本自転車競技連盟からも強化指定選手として期待されるようになりました。

競輪選手としてのキャリア

2019年5月、寺﨑は選手候補生として養成所に入所し、9月には卒業認定考査で素晴らしい成績を収めました。これは、彼が養成所の初期卒業制度を適用される一因となり、2020年に競輪選手としての資格を取得しました。彼は2020年1月16日に和歌山でデビューし、そこからの活躍は目覚ましいものでした。デビューから9連勝を果たし、2月にはA級2班に特別昇班。続いてA級1・2班戦でも再び9連勝を飾り、3月にはS級へ昇級しました。

S級での初戦は2020年4月であり、3日目の決勝で初勝利を挙げ、その成績はデビューから79日でのS級初優勝となり、これまでの記録を塗り替えました。その後も彼は、その勢いを維持し続け、数々の大会で優勝を手にしました。特に2020年の第63回オールスター競輪では、GI初出場を果たし、初勝利も達成しました。これが評価され、JKAから特別賞も贈られました。

2021年下期には117期でいち早くS級1班に昇格し、同年のヤンググランプリでは3着を記録します。2022年には特別競輪決勝戦に初進出し、2023年には自転車競技のナショナルチームからの引退を正式に発表。その後は福井を拠点とし、競輪に専念する姿勢を見せています。

主な記録

1. デビュー後最速GII初出場: 第16回サマーナイトフェスティバル（2020年7月10日）でデビュー177日目に初出場。
2. デビュー後最速GI初出場: 第63回オールスター競輪（2020年8月12日）でデビュー210日目に初出場。
3. デビュー後最速GI初勝利: 第63回オールスター競輪でデビュー212日目に初勝利。

彼の競技センスと努力は、今後も多くのファンに支持され、期待されることでしょう。

もう一度検索