寺泊水族博物館

長岡市寺泊水族博物館

長岡市寺泊水族博物館は、新潟県長岡市寺泊花立に位置する市立の水族館です。長岡市が設置・運営を行い、長岡市立科学博物館が上部組織となっています。1983年7月に開館し、海に突き出た場所に立地しているのが特徴です。

展示と体験

館内には様々な水槽が設置され、多種多様な水生生物を観察することができます。特に人気なのは、ダイバーによる餌付けショーやテッポウウオの餌取り射撃ショーです。また、マゼランペンギンの餌付けの様子も見学できます。さらに、ヒトデやナマコに直接触れることができるタッチングプールも用意されており、子供から大人まで楽しむことができます。

この水族館では、単なる展示だけでなく、体験を通じて海の生物をより身近に感じられるような工夫が凝らされています。また、地域に生息する淡水魚、特にシナイモツゴなどの保護啓発活動にも力を入れており、地元の自然環境への関心を深める機会を提供しています。

歴史

現在の寺泊水族博物館は3代目にあたります。

初代の「寺泊水族館」は1931年（昭和6年）に上越線全通記念博覧会の第二会場として、寺泊実業協会によって開設されました。博覧会後も常設の施設として運営されましたが、1942年（昭和17年）に閉鎖されました。

その後、1952年（昭和27年）に2代目の水族館がオープンし、1983年の新築移転を経て、現在の3代目の水族館となりました。この歴史からもわかるように、寺泊地域では古くから水族館が親しまれてきました。

アクセス

公共交通機関を利用する場合、JR長岡駅大手口またはJR越後線寺泊駅から越後交通寺泊・大野積行きのバスに乗車し、「寺泊水族館前」で下車すると、すぐ目の前に水族館があります。

周辺情報

水族館の周辺には、寺泊魚の市場通りがあり、新鮮な魚介類を堪能できます。また、寺泊温泉郷（寺泊海岸温泉、寺泊温泉、寺泊岬温泉）や、寺泊中央海水浴場、金山海水浴場など、観光スポットも充実しています。水族館訪問と合わせて、これらの周辺施設も楽しむことができます。

関連情報

• - 日本の水族館一覧
• - 寺泊水族博物館公式サイト
• - ウィキメディア・コモンズには、寺泊水族博物館に関するカテゴリがあります。

長岡市寺泊水族博物館は、展示と体験の両方を通じて、海の生物の魅力や地域の自然環境の大切さを伝える水族館です。家族連れや観光客にとって、訪れる価値のあるスポットと言えるでしょう。

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