寺田桂太

寺田 桂太

プロフィールとキャリア概要

寺田 桂太（てらだ けいた）は、1995年2月1日に京都府で誕生した日本のプロラグビー選手です。恵まれた体格を活かし、グラウンドでは主にロック（LO）のポジションを務めています。身長は198センチメートル、体重は112キログラムと、このポジションに求められる強靭なフィジカルを誇ります。

彼のキャリアは学生時代から華々しいものでした。高校時代にはすでに将来を嘱望され、全国レベルの大会で活躍。その後、大学ラグビー界の強豪校に進学し、ここでも日本代表候補に選ばれるなど、エリート街道を歩みました。

大学卒業後は、国内のトップカテゴリーであるジャパンラグビーリーグワン（旧 トップリーグ）に所属する複数のチームでプレーし、経験を積みました。さらに、キャリアの途中で海外リーグへの挑戦も経験。そして現在は、ジャパンラグビーリーグワンのDIVISION 3に所属するルリーロ福岡の一員として、チームの勝利に貢献すべく日々研鑽を積んでいます。

学生時代の活躍

寺田選手のラグビーキャリアは、京都府立伏見工業高等学校（現 京都工学院高等学校）で本格的に始まりました。高校時代からその才能は注目を集め、将来有望な選手として高校日本代表候補にリストアップされています。伝統あるラグビー強豪校で培われたスキルとメンタルは、彼のプレースタイルの基盤を築きました。

高校卒業後、寺田選手はラグビー界の名門として知られる帝京大学へと進学します。帝京大学という強豪校でプレーすることで、選手としての幅を広げ、成長を遂げました。在学中にはU20日本代表候補にも選出されており、レベルの高い環境での経験はプロ入り後の礎となりました。

プロフェッショナルとしての歩み

2017年に帝京大学を卒業した寺田選手は、当時のトップリーグに所属していた近鉄ライナーズ（現在の花園近鉄ライナーズ）に加入し、プロキャリアをスタートさせました。ルーキーイヤーからトップレベルの環境に身を置き、プロとしての第一歩を踏み出しました。

近鉄ライナーズで数シーズンを過ごした後、2020年には宗像サニックスブルースへと活躍の場を移しました。新たなチームでの挑戦は、選手としての幅をさらに広げる機会となりました。

続く2021年には、日本のラグビー界を代表する名門チームの一つである神戸製鋼コベルコスティーラーズ（現在のコベルコ神戸スティーラーズ）に加入。ジャパンラグビーリーグワン移行期に、この強豪クラブでプレー。国内トップレベルの選手たちと共に経験を積みました。

2023年にコベルコ神戸スティーラーズを退団した後、寺田選手は一時的に国外へと目を向けます。韓国のスーパーラグビーリーグに参加するポスコE&Cでプレー。海外でのプレーは、選手として貴重な経験となりました。

そして2024年10月、寺田選手は日本のラグビー界に戻り、ジャパンラグビーリーグワン DIVISION 3に所属するルリーロ福岡への加入が発表されました。新たなチームで、自身の経験を活かし、チームの躍進に貢献することが期待されています。

関連人物

寺田選手のラグビー人生においては、多くの仲間と共に歩んできました。特に、高校及び帝京大学時代の同級生である松田力也選手（現在は埼玉パナソニックワイルドナイツ所属、日本代表としても活躍）とは、長年にわたり同じグラウンドで汗を流した間柄です。また、伏見工業高校時代の同級生には、井村兼人選手や江口晃平選手といった、後に共にプロの世界で活躍する選手たちがいます。これらの仲間との切磋琢磨が、寺田選手の成長に大きく寄与したことは想像に難くありません。

今後の展望

日本国内のトップレベル、そして海外でのプレー経験を経て、寺田桂太選手はルリーロ福岡で新たな一歩を踏み出しました。ロックというポジションにおいて、その恵まれた体格と豊富な経験はチームにとって大きな武器となります。ジャパンラグビーリーグワン DIVISION 3という舞台で、彼がどのようなパフォーマンスを見せ、チームを牽引していくのか、今後の活躍から目が離せません。

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