寺脇駿

寺脇 駿は、1998年3月26日に大阪府で生まれたプロラグビー選手です。スクラムの最前線で重要な役割を担うプロップ（PR）としてプレーしており、ジャパンラグビーリーグワン所属のルリーロ福岡に所属しています。身長178センチメートル、体重120キログラムという堂々たる体躯は、プロップというポジションにふさわしい力強さを示しています。

経歴

寺脇選手のラグビーキャリアは、高校時代に石川県の日本航空高等学校石川で本格的に始まりました。卒業後、ラグビー強豪校として知られる京都産業大学へ進学。大学時代には、関西学生ラグビーリーグで活躍し、その実力が認められ、関西学生代表に選出される経験もしました。この学生代表での経験は、彼のラグビースキルと戦術理解を一層深める機会となりました。

大学を卒業した2020年、寺脇選手はプロラグビー選手としての第一歩を踏み出し、当時のジャパンラグビートップリーグに所属していた宗像サニックスブルースに加入しました。宗像サニックスブルースでのルーキーシーズン、彼は着実に経験を積み、2021年3月6日に行われたジャパンラグビートップリーグ2021の第3節、強豪サントリーサンゴリアス戦に途中出場を果たし、記念すべき公式戦初出場を記録しました。この公式戦デビューは、プロ選手としてのキャリアにおける重要なマイルストーンとなりました。

宗像サニックスブルースでのプレーを経て、2022年には同じく日本のトップレベルのラグビーリーグで戦う釜石シーウェイブスへ移籍しました。釜石の地でもプロップとしてチームに貢献し、経験を重ねました。

そして2023年9月、寺脇選手は新たな挑戦の場として、ジャパンラグビーリーグワンのルリーロ福岡へ加入しました。ルリーロ福岡は福岡県宗像市をホストタウンとするチームであり、かつて所属した宗像サニックスブルースの本拠地に近い地域で再びプレーすることとなりました。現在のルリーロ福岡では、経験豊富なプロップとして、スクラムの核となり、チームの勝利に貢献すべく日々練習に励んでいます。

プロップというポジションは、スクラムの最前列で相手プロップと組み合う、体力的・技術的に非常に要求の高い役割です。寺脇選手は、学生時代から培ってきた技術と、プロになってから積み重ねた経験を活かし、ルリーロ福岡のフォワードパックを支える重要な存在として期待されています。これまでのキャリアで複数のチームを経験してきたことは、様々な環境でプレーすることによる適応力や、多様なプレースタイルを持つ選手たちとの連携を学ぶ機会となり、彼の選手としての幅を広げています。

大阪府出身であり、石川、京都、福岡、岩手（釜石）と全国各地でラグビーに打ち込んできた寺脇 駿選手。ルリーロ福岡の一員として、ジャパンラグビーリーグワンの舞台でどのような活躍を見せてくれるのか、今後のさらなる成長とチームへの貢献が期待されます。彼の力強いスクラムと献身的なプレーは、チームにとって不可欠な要素となるでしょう。

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