専称寺 (松本市)

専称寺（せんしょうじ）

専称寺は、長野県松本市新村に位置する浄土宗の寺院です。三明山を山号とし、宝号院を院号とします。信州七福神の一つである弁財天が祀られている札所としても知られています。

本尊とその他の仏像

本尊は阿弥陀如来です。その他に、薬師如来や延命地蔵なども安置されています。これらの仏像は、訪れる人々に心の安らぎを与えています。

起源と歴史

専称寺の歴史は1568年、神林の地での開基に始まります。その後、川の氾濫の影響で北新中村の地に移転しました。寛延年間には、様々な事情により現在の新村の地に移り、今日に至っています。この地で、専称寺は地域の人々の心の拠り所として、歴史を刻んできました。

伽藍

境内には、以下の伽藍があります。

本堂：寺の中心となる建物で、阿弥陀如来が安置されています。
山門：寺の入口に位置し、立川流の様式が特徴的な門です。
鐘楼：時を告げる鐘が設置された建物で、山門と同じく立川流の様式で作られています。
観音堂：松本三十三観音札所の19番にあたり、観音菩薩が祀られています。

文化財

山門と鐘楼は、立川流という建築様式で作られており、その美しい造形は訪れる人々を魅了します。これらの建築物は、寺の歴史と文化を今に伝える貴重な文化財です。

筑摩鉄道株式会社創立の地

1920年（大正9年）3月25日、専称寺において筑摩鉄道株式会社（現在のアルピコ交通株式会社）の創立総会が開催されました。同社の本社所在地は寺に近い新村816番地に置かれ、初代社長には新村出身の上條信が就任しました。この出来事は、新村駅前が一時的に繁華な場所となるきっかけとなりました。

所在地と交通アクセス

専称寺は、長野県松本市新村982に位置しています。

公共交通機関を利用する場合、JR松本駅からアルピコ交通（通称：松本電鉄）上高地線に乗り、新村駅で下車してください。そこから徒歩約10分で到着します。

その他の情報

専称寺は、地域の歴史と文化を伝える貴重な場所です。松本市を訪れた際には、ぜひ立ち寄ってみてください。

関連情報

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* 松本市の歴史

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