小ヶ倉

小ヶ倉（こがくら）

長崎県長崎市に位置する小ヶ倉は、かつて西彼杵郡に属していた小ヶ倉村が、1938年に長崎市に編入されたことで誕生しました。この地域は、長崎市の南部に位置し、多様な特徴を持つ地域です。

概要

小ヶ倉地区は、長崎市役所小ヶ倉地域センターの管轄下にあり、2018年2月末時点で8,851人の人口を抱えています。旧小ヶ倉村が長崎市に編入されたことで、その歴史は新たな章を刻み始めました。

町の変遷

1938年の編入後、1949年には町名が設置されました。ただし、1898年に戸町村から編入された上郷・蓑尾郷は、現在では小ヶ倉地区としては扱われていません。また、新戸町は2011年に4丁目が新設されています。

現在の町

小ヶ倉町1丁目～3丁目:
かつては郷などがなく、小字と番地で住所が表記されていましたが、通称として「上揚郷」「塩屋郷」「柳郷」「大山郷」が存在しました。これらの通称が現在の町名に影響を与えている可能性があります。1丁目と3丁目を国道499号が走り、2丁目を県道237号小ヶ倉バイパスが通り、小ヶ倉交差点で合流します。1丁目は海岸部の埋め立て地に石油基地や工場、内陸部には住宅地と小ヶ倉小学校があります。2丁目には小ヶ倉団地と市役所小ヶ倉地域センターがあります。3丁目には長崎南消防署、長崎港柳埠頭、長崎バス柳営業所があります。
大山町:
かつての通称「大山郷」で、隠れキリシタンの村でした。現在もカトリック信者が多く、林業や農業を営む人もいますが、通勤者もいます。
ダイヤランド1丁目～4丁目:
1991年に小ヶ倉町の一部、新戸町、大山町、古道町、磯道町の一部を割いて発足しました。三菱が開発した住宅団地で、小ヶ倉中学校、南長崎小学校があります。
新小が倉1丁目～2丁目:
1992年に小ヶ倉町と新戸町の一部を割いて発足しました。新戸町団地を含む住宅街です。
上戸町、上戸町1丁目～4丁目、新戸町1丁目～4丁目:
詳細については戸町の項目を参照してください。

交通

鉄道・バス

長崎自動車（長崎バス）が運行しています。

道路

国道499号
長崎県道237号小ヶ倉田上線

施設

公共施設

長崎市役所小ヶ倉地域センター

教育機関

長崎市立小ヶ倉中学校
長崎市立小ヶ倉小学校
長崎市立南長崎小学校

商業施設

長崎小ヶ倉郵便局

参考文献

角川日本地名大辞典編纂委員会編『角川日本地名大辞典 42 長崎県』1987年 ISBN 9784040014203

関連項目

長崎市の地名

外部リンク

長崎市|小ケ倉地域センター

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