小中川駅

小中川駅（こなかがわえき）は、かつて新潟県燕市中川地区に位置していた新潟交通電車線の地上駅でした。1933年に新潟電鉄の駅として開業し、地域の足として利用されていましたが、1993年に電車線の一部区間廃止に伴い、その歴史に幕を閉じました。

駅構造

小中川駅は、地上にホームが設けられたシンプルな構造の駅でした。駅舎やホームなどの詳しい構造は、現存していないため不明な点が多いですが、地域の利用客にとって身近な存在であったと考えられます。

歴史

1933年（昭和8年）8月15日：新潟電鉄の駅として開業。
1943年（昭和18年）12月31日：新潟交通の発足により同社の駅となる。
1955年（昭和30年）10月1日：駅業務が請負化される。
1958年（昭和33年）11月：貨物取り扱いが廃止。
1993年（平成5年）8月1日：電車線月潟駅 - 燕駅間廃線により廃駅。

駅周辺

小中川駅周辺は、燕市小中川地区の住宅地が広がっています。駅の近くには、以下の公共施設や商店がありました。

燕警察署 小中川駐在所
燕市立小中川小学校
小中川郵便局
JA越後中央 北支店
ウオエイ 小中川店
* 協栄信用組合 小中川支店

これらの施設は、地域住民の生活を支える重要な役割を果たしていました。

駅跡

小中川駅の跡地は、現在では整備され、サイクリングロードの休憩所として活用されています。かつての駅の面影はほとんど残っていませんが、サイクリングを楽しむ人々にとって、ちょっとした休憩スポットとして親しまれています。

隣の駅

廃止時点での小中川駅の隣の駅は、以下の通りでした。

新潟交通

電車線

新飯田駅 - 小中川駅 - 灰方駅

小中川駅は、地域住民の生活を支えるとともに、新潟交通電車線の歴史を語る上で欠かせない存在でした。廃線後も、その名前は地域の記憶に残り続けています。

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