小佐越駅

小佐越駅について

小佐越駅（こさごええき）は、栃木県日光市鬼怒川温泉大原にある、東武鉄道鬼怒川線の駅です。この駅の駅番号はTN 54で、地域の交通の要所として利用されています。

歴史

小佐越駅の歴史は1924年11月11日に始まり、当初は下野電気軌道の小佐越前駅として開業しました。1930年には小佐越駅に改称され、その後1943年に東武鉄道が下野電気鉄道を買収し、現在の東武鉄道の駅となりました。1973年には無人化され、旅客サービスの一部が簡易委託に切り替わりました。さらに、1993年には周辺の東武ワールドスクウェア開園に合わせて駅舎が改築され、臨時の出札窓口が設置されました。

近年では2017年の特急「リバティきぬ」および「リバティ会津」の停車が始まり、同年10月にはホームが国の登録有形文化財として認定されました。しかし、2022年には「リバティ会津」の停車が終了しました。

駅構造

小佐越駅は、島式ホーム1面2線を備えた地上駅です。駅舎は線路の東側に位置し、西側からは跨線橋を利用してアクセスします。無人駅とはいえ、乗車券は駅前の商店で購入できるため、利便性が確保されています。

ホームは、特徴的な玉石の積み盛土スタイルで、鬼怒川線の近代化の証ともなっているため、国の登録有形文化財に指定されています。駅舎自体も1993年に改築され、観光地である東武ワールドスクウェアへのアクセスが便利です。ただし、2017年に新たに設けられた東武ワールドスクウェア駅が最寄り駅となったため、窓口係員の派遣が終了しました。

利用状況

2023年度の1日平均乗降人員は151人とされています。この数字は、近年の統計でも一定の利用客数を保持しています。ただし、2017年度および2018年度のデータには、同一駅として扱われた東武ワールドスクウェア駅の利用者が含まれています。

駅周辺

小佐越駅周辺には、多くの観光名所があります。特に、隣接する東武ワールドスクウェアや日光江戸村、さらに「とりっくあーとぴあ日光」があり、多くの観光客が訪れます。また、国道121号線も近く、路線バスも運行されているため、アクセスが非常に良いのも魅力の一つです。

最寄りのバス停「小佐越駅」からの移動もスムーズで、周辺を観光しながら気軽に訪れることができます。

隣接駅

小佐越駅の隣の駅は、新高徳駅（TN 53）であり、さらにその先には東武ワールドスクウェア駅（TN 55）があります。このように、周辺の駅とも密接に連携しており、観光地へのアクセスは非常に便利です。

小佐越駅は歴史ある駅であり、観光名所へのアクセス拠点としても重要な役割を果たしています。

もう一度検索