小天橋駅

小天橋駅の概要

小天橋駅（しょうてんきょうえき）は、京都府京丹後市の久美浜町浦明にあるWILLER TRAINS（京都丹後鉄道）宮津線の駅です。この駅は「宮豊線」という愛称区間に含まれ、駅番号はT22に指定されています。2014年には「駅の愛称選定委員会」により公募を経て、愛称として「日間の松原 小天橋駅」が決定されました。

歴史

小天橋駅は1932年に開業し、当初は丹後神野駅（たんごかんのえき）として設置されました。当駅は宮津線の最終開業区間に位置し、久美浜間の開通に伴い運営を開始しました。その後1962年には貨物の取り扱いを廃止し、1984年には荷物扱いも終了しました。1985年には駅員無配置駅として運営されるようになり、1987年には国鉄分割民営化によりJR西日本の駅となりました。1990年には北近畿タンゴ鉄道に運営主体が移行し、その後2015年にWILLER TRAINSに移管され、現在の小天橋駅に改称されました。

駅構造

小天橋駅は地上に位置し、相対式ホームが2面2線ある構造です。この駅は列車の交換が可能で、宮津方面行きのホーム側に駅舎が設置されています。ホーム間は、宮津方の構内踏切で連絡しており、豊岡方面行きのホーム側は上下本線を利用した一線スルーの形態になります。特急列車はこのフロアを通過しますが、停車する普通列車はホームを分けて使用します。小天橋駅は、丹鉄線内の15駅の中でも有人駅の一つですが、京丹後市が運営する簡易委託駅として位置づけられています。

通常、停車する列車は普通列車と快速列車ですが、2015年度までは特定の季節に特急列車の臨時停車が行われていました。

利用状況と周辺環境

駅の利用状況については、1日の平均乗車人員が記録されています。小天橋駅は京都府道668号線に沿って位置し、駅前には「小天橋駅前」という名前の交差点があります。周囲には駐在所や郵便局、バス停留所が設置されており、地元の住民が多く住むエリアも近くにあります。駅の裏側には国道が通っていますが、少し離れた位置にあるため、国道沿いには道の駅が設置されています。駅名の由来となった小天橋景勝地までは約2.5kmの距離です。

駅前には「フードショップ三浦屋」という個人商店があり、ここでは京丹後市が運営するレンタサイクル「京丹後市久美浜湾一周」の貸し出しを行っています。

隣接駅

小天橋駅は、WILLER TRAINSの宮豊線において、夕日ヶ浦木津温泉駅（T21）と久美浜駅（T24）との間に位置しています。快速列車は夕日ヶ浦木津温泉駅から小天橋駅を経由して久美浜駅に向かいます。

まとめ

小天橋駅は京丹後市内にある交通の要所であり、地域住民や観光客にとって重要な駅です。長い歴史を持ち、今も多くの人々に利用されています。

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