小山昌男

小山 昌男について

小山 昌男（こやま まさお）は、1963年8月30日に大阪府堺市で生まれた元プロ野球選手です。彼は主に投手として活動した選手であり、そのキャリアは多くの野球ファンに記憶されています。幼少期から野球に親しみ、小学3年生の時には「榎ビクトリー」にて本格的にプレーを始めました。中学校では三国ヶ丘中学校に進学し、その後天理高校に進学しました。

高校時代、小山選手は1年生の夏に第61回高校野球選手権に背番号15でベンチ入りを果たし、2年生の夏には背番号11でエースとしてチームを支えました。この年、天理高校は同じく2年生の川本和宏選手や4番打者の藤本博史選手とともにベスト4に進出しました。しかし、高校3年時にチームが不祥事を起こした影響で、一年間の対外公式試合の禁止処分を受け、甲子園でのプレー機会を逃すことになりました。にもかかわらず、その実力と才能はプロ球団に注目され、1981年のプロ野球ドラフトで近鉄バファローズから2位指名を受けて入団しました。

プロ入り後、彼は早速結果を出し、1983年にはプロ2年目で一軍初登板を果たしました。彼は同チームの若手投手として、特に小野和義選手とともに2本柱として活躍をしていきました。しかし、1989年以降は怪我に苦しみ一軍登板の機会が減っていきました。1990年にはサイドスローへの転向を試みるも、期待される結果には結びつかなかったのが実情です。そして1991年、小山選手は現役を引退しました。

引退後には、韓国プロ野球のサンバンウル・レイダースへの入団が決まりかけていましたが、直前でその話は消えてしまいました。プロ選手としての道のりは順調ではなかったものの、小山選手はそのキャリアで多くのことを学びました。また、詳細な成績としては、初登板は1983年5月7日で、日本ハムファイターズ戦において2回1失点での投球を記録。初先発試合は同年6月5日で、ロッテオリオンズ戦において6回を投げ2失点の成績を残しました。さらに、初勝利は1983年6月26日、そして初完投勝利と完封勝利も達成し、その実力を証明しました。

背番号は、在籍期間中の1982年から1991年まで45を着用していました。小山昌男選手は、その選手生活を通じて、野球界に多大な影響を与えた人物の一人であり、今なお多くのファンに愛されています。

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