小島良喜

小島良喜（こじま よしのぶ）

小島良喜は、1957年11月22日生まれの日本出身のピアニスト、編曲家、作曲家、音楽プロデューサーです。兵庫県に生まれ、愛称として「koji」や「こじやん」とも呼ばれています。彼の音楽キャリアは、関西エリアを中心に始まり、数々のロックやR&Bアーティストのサポートを行ってきました。

経歴

小島は1974年に17歳で音楽の道を歩み始め、スターキングデリシャスや桑名正博、塩次伸二などの多くのアーティストのキーボーディストとして活躍しました。1980年代にはアメリカ・カリフォルニアを拠点に、その後も日本とアメリカを行き来しながら、幅広いレコーディングに参加します。この時期、彼は編曲や音楽プロデュースにも力を入れ、多くの作品を手掛けました。また、1986年には桑田佳祐が結成したKUWATA BANDのメンバーとしても知られています。

1990年代にはニューオーリンズに移り、ジェフ・バクスターやゴードン・エドワーズとセッションを行いながら多くの現地アーティストと共演しました。特に、ワイルド・マグノリアスとの音楽制作は、彼のキャリアにおいて重要な一部となっています。ニューオーリンズでの活動の中で、数十万人が集まるジャズフェスティバルやアメリカ国内、さらにはヨーロッパツアーにも参加し、幅広い音楽経験を積んでいきました。

ピアノデュオ活動を経て、小島は2000年ごろに「コジカナツル」というトリオを結成しました。このグループは、日野皓正グループでのメンバーと共に活動し、オリジナルアルバムを3枚リリースしています。さらに、山木秀夫、金澤英明とのトリオとしても活躍し、全国各地でライブパフォーマンスを行っています。

また、浜田省吾や井上陽水、Char、高中正義など、日本の著名なミュージシャンのサポートやレコーディングも行っており、数多くの作品に名前を連ねています。

2008年10月、彼の初のソロアルバム『KOJIMA』がリリースされ、様々なミュージシャンからの協力を得て制作されました。

エピソード

小島は特に桑名正博との関係が深く、ライブ中には桑名からたびたび呼びかけられ、彼のお気に入りの奏者として親しまれていました。桑名の自宅近くでのライブではよく宿泊させてもらったというエピソードもあり、二人の親密な関係が伺えます。

参加作品

小島のキャリアには多くのレコードやCDが含まれています。彼は1976年から参加した作品が続々とリリースされ、桑名正博のアルバムを中心に、数多くのアーティストの作品に携わってきました。特に1980年代から1990年代にかけては、浜田省吾や井上陽水の作品にも数多く登場し、彼の音楽スタイルを多くの人に印象づけました。

これまでに数十年にわたり、さまざまなジャンルの音楽に挑戦し、独自の音楽の世界を築いてきた小島良喜は、日本音楽界における重要な存在であり続けています。

もう一度検索