小松島航空基地

小松島航空基地

小松島航空基地（こまつしまこうくうきち）は、徳島県小松島市和田島町字洲端4-3に位置する海上自衛隊の飛行場です。基地の運営は呉地方隊の「小松島航空隊」によって行われており、主要な任務は対潜哨戒です。

概要

小松島航空基地は、2008年3月末の部隊再編により、 第22航空群の「第24航空隊」として新たに編成されました。この基地には、対潜哨戒ヘリコプターSH-60Jが配備されており、大阪湾を中心とした瀬戸内海や近畿、四国南方海上の防衛に貢献しています。また、近年は地域の山火事への対応も行っており、県知事からの要請に応じて災害出動し、徳島航空基地隊と共に消火活動を行っています。

歴史

小松島航空基地の歴史は1941年に遡ります。この年、大日本帝国海軍により小松島海軍航空隊が設立され、その後第12連合航空隊に編入されました。この時期には、水上機の操縦や偵察技術の教育訓練が行われており、隊員は約300名に達していました。1944年には練習航空隊が解散し、第903海軍航空隊に統合され、主に紀伊水道での哨戒や護衛任務を遂行しました。

戦後、基地の施設は消失し荒廃した状態が続きましたが、1959年に防衛庁が小松島市に対して基地建設を提案しました。そして1964年に臨時小松島派遣隊が発足し、次の年に海上自衛隊第21航空群の一部門として小松島航空隊が設立されました。この基地は、再び航空任務を担うこととなりました。

初期にはHSS-1Nを9機装備し、地域の防防衛や航空救難活動に従事しました。その後、1971年にはHSS-2が配備され、1987年には第21航空群から呉地方隊に編成替えを行いました。1988年にはHSS-2B、2001年にはSH-60Jが導入され、2008年には部隊が再編され「第24航空隊」として新たに編成されました。

配置部隊

小松島航空基地には、以下の部隊が配置されています。

• - 第24航空隊

- 隊本部
- 隊総務室
- 隊幕僚室
- 隊先任伍長室
- 第241飛行隊 （SH-60J/SH-60K）
- コールサイン:

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