小松未歩 6th〜花野〜

小松未歩 6thアルバム『小松未歩 6th〜花野〜』：秋の情景を彩るバラエティ豊かな楽曲集

2003年9月25日、シンガーソングライター小松未歩の6枚目のオリジナルアルバム『小松未歩 6th〜花野〜』がGIZA studioよりリリースされました。

このアルバムは、小松未歩のシングル曲3曲と、彼女が他のアーティストに提供した楽曲のセルフカバー3曲、そして代表曲「チャンス」のリミックスバージョンを含む、全16曲という充実のボリュームが特徴です。

アルバムタイトルに付けられた副題「〜花野〜」は、収録楽曲を秋の野に咲く様々な花に例えたことに由来しています。日本語の副題が用いられるのは、2ndアルバム『小松未歩 2nd 〜未来〜』以来のことです。また、セルフカバー曲が収録されるのも同アルバム以来となります。

これ以前のアルバムは11曲が標準的な収録数でしたが、『小松未歩 6th〜花野〜』以降は、収録曲数が増加する傾向が見られます（ただし、リミックスアルバム『WONDERFUL WORLD』を除く）。パッケージ形態も、このアルバムからデジパック仕様に統一されました（スリーブケース仕様の『lyrics』を除く）。

収録内容：シングル曲からセルフカバー、リミックスまで

アルバムには、17thシングル「mysterious love」、18thシングル「ふたりの願い」、19thシングル「私さがし」といったシングル曲が収録されています。これらの楽曲は、日本テレビ系列の番組のテーマソングとして使用されるなど、幅広い聴衆に親しまれてきました。

さらに、FIELD OF VIEW|FIELD_OF_VIEWに提供した「大空へ」と「渇いた叫び」、そしてDEENに提供した「君さえいれば」の3曲のセルフカバーも収録。これら楽曲は、小松未歩のソングライティング能力の多様性を示す、貴重なトラックとなっています。

加えて、5thシングル「チャンス」のリミックスバージョン「チャンス 〜RECHANCE〜」も収録。楽曲の新たな魅力を引き出すアレンジが施され、アルバムに彩りを添えています。

アルバム全体を通して、バラエティに富んだ楽曲が、秋の情景を思わせるような、落ち着いた雰囲気の中で展開します。各楽曲は、それぞれ異なるメッセージや心情を表現し、リスナーに様々な感情を呼び起こします。

参加ミュージシャン：豪華サポートメンバーが楽曲を彩る

このアルバムには、小松未歩自身によるボーカルとコーラスに加え、多くの実力派ミュージシャンが参加しています。

サポートメンバーには、徳永暁人（XL、doa）、大賀好修（nothin' but love、OOM、Sensation）、新津健二、岡本仁志（GARNET CROW）、岩井勇一郎、池田大介、小林哲、古井弘人（GARNET CROW）、麻井寛史（the★tambourines、WAR-ED、Sensation）、宇徳敬子、生沢佑一といった、錚々たる面々が名を連ねています。彼らの演奏が、楽曲に深みと奥行きを与えています。

まとめ：小松未歩の音楽的進化と多様性を凝縮した作品

『小松未歩 6th〜花野〜』は、単なる楽曲集ではなく、小松未歩の音楽性における進化と多様性を示す、重要な作品と言えるでしょう。シングル曲、セルフカバー、そしてリミックスと、異なるアプローチによる楽曲が一つにまとまり、聴く人を飽きさせない魅力的なアルバムとなっています。秋の夜長に、じっくりと聴き込みたい一枚です。

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