小林千代美

小林千代美：多様な声を道政に届ける政治家

小林千代美氏は、1968年宮城県仙台市生まれの日本の政治家です。現在は北海道議会議員として活動しています。これまでに衆議院議員を2期、千歳市議会議員を2期務めました。

多様な経験と政治への志

中央大学法学部政治学科を卒業後、日糧製パンに勤務。その傍ら、労働・平和運動や選択的夫婦別姓運動など、社会的な課題に積極的に取り組みました。1999年には民主党北海道第5区総支部代表に就任し、政治家としての道を歩み始めます。

国政への挑戦と挫折、そして再起

2000年の第42回衆議院議員総選挙では、民主党公認候補として北海道5区から出馬しましたが、惜しくも落選。しかし、2003年の第43回衆議院議員総選挙では、比例北海道ブロックで復活当選を果たし、念願の初当選を果たしました。

衆議院議員としては、文部科学委員会、法務委員会、厚生労働委員会などの委員を歴任し、政策課題に取り組みました。2009年の第45回衆議院議員総選挙では、北海道5区で自民党の重鎮を破り、初の小選挙区当選を果たしましたが、その後、選挙違反事件に巻き込まれ、議員辞職を余儀なくされました。

地域政治への回帰と新たな挑戦

国政からの離脱後、小林氏は札幌市の障害者グループホームに勤務。2017年には千歳市議会議員選挙に出馬し、トップ当選を果たし、地域政治に復帰しました。2021年には千歳市議会議員に再選し、副議長に選出されました。

2023年4月には、北海道議会議員選挙に出馬し、激戦を制して当選。現在は道議として、道民の声を道政に届けるべく活動しています。

政策と活動：ジェンダー平等、平和、戦後補償

小林氏は、永住外国人への地方選挙権付与や選択的夫婦別姓制度導入に賛成の立場を取っています。自身も通称姓を使用した経験から、多様なライフスタイルを尊重し、誰もが生きやすい社会の実現を目指しています。

また、戦時性暴力問題や戦後補償問題にも積極的に関わっており、関連する集会や議員連盟に参加し、問題解決に向けて取り組んでいます。

所属団体・議員連盟

リベラルの会
「共謀罪」に反対する超党派国会議員と市民の集い（呼びかけ人）
NPO法人東アジア市民ネットワーク（理事）
司法のあり方を検証・提言する議員連盟

今後の活動への期待

小林千代美氏は、衆議院議員、市議会議員としての経験を活かし、北海道の発展と道民の福祉向上に貢献することが期待されています。ジェンダー平等や平和、戦後補償といった課題に取り組みながら、多様な声を道政に反映させることを目指し、今後の活躍が注目されます。

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