小林恒人

小林恒人（1938年1月22日 - 2020年2月18日）は、日本の政治家であり、衆議院議員を4期務めました。没後、従四位を追贈されています。

生い立ちと初期の経歴

小林は川西農業高校を卒業後、国鉄釧路鉄道管理局に入局しました。その後、国労札幌地方本部副委員長を務めるなど、労働運動に深く関わりました。この頃、本籍地と住民票を小樽市に移しています。

衆議院議員としての活動

1979年、小林は島本虎三の引退を受け、第35回衆議院議員総選挙に日本社会党公認で北海道1区から立候補しましたが、落選しました。しかし、翌1980年の第36回衆議院議員総選挙で初当選を果たし、政界入りを果たしました。この選挙では、同じ北海道1区から立候補した社会党の現職、横路孝弘よりも多い得票数を獲得しています。その後、1983年、1986年、1990年の総選挙でも再選され、4期にわたり衆議院議員を務めました。

引退とその後

1993年、小林は体調不良を理由に衆議院解散と同時に引退しました。彼の地盤は、小樽市議会議員の池田隆一が引き継ぎました。引退後も政治活動への関与を続け、1999年には赤井川村長選挙に立候補しましたが、次点で敗れています。2003年の北海道知事選挙や衆議院選挙では、鉢呂吉雄を全面的に支援しました。

受章と晩年

2008年11月、長年の功績が認められ、旭日中綬章を受章しました。2020年2月18日、肺炎のため死去。82歳でした。没後、従四位が追贈されました。

小林恒人は、国鉄職員から政治家へと転身し、北海道の発展に尽力しました。社会党の議員として、労働者の権利擁護や地域振興に力を注ぎました。引退後も後進の育成に尽力し、その功績は広く認められています。

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