小柏丑二

小柏丑二（おがしわ ちゅうに）

小柏丑二は、1889年（明治22年）6月3日に生まれ、没年は不明です。東京市区長、教育者として知られています。

経歴

石川県金沢市出身。旧制第四高等学校を経て、1915年（大正4年）に東京帝国大学文科大学国文科を卒業しました。卒業後は教育の道へ進み、広陵中学校教諭を務めた後、1919年（大正8年）には島根県立杵築中学校教諭に就任しました。

1922年（大正11年）には福岡高等学校教授に就任し、教鞭を執りました。その後、1923年（大正12年）に群馬県立沼田中学校校長に転じ、1930年（昭和5年）からは岐阜県岐阜中学校校長を務め、学校運営に携わりました。

1934年（昭和9年）に東京市に入り、教育局視学課長、同学務課長を歴任し、東京市の教育行政に貢献しました。1939年（昭和14年）からは本所区長に転じ、東京市本所高等実践女学校の校長事務取扱なども務めました。

戦後は公職追放となり、その後は新宿区教育委員長を務め、教育の発展に尽力しました。

栄典

小柏丑二は、その功績により、以下の位階を授与されています。

1921年（大正10年）6月21日 - 従七位
1922年（大正11年）1月16日 - 正七位
1926年（大正15年）3月15日 - 従六位
1928年（昭和3年）10月6日 - 正六位
1932年（昭和7年）5月16日 - 従五位


また、以下の勲章等も授与されています。

1940年（昭和15年）11月10日 - 紀元二千六百年祝典記念章

参考文献

* 日本官界情報社編『日本官界名鑑 昭和十五年版』日本官界情報社、1940年。

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