小柳津政雄

小柳津 政雄の生涯

小柳津政雄（こやいづ まさお）は、1895年7月22日に東京府で生を受けました。彼は日本陸軍の著名な軍人であり、最終階級は陸軍中将でした。彼の キャリアは、陸軍士官学校第28期の卒業から始まり、その後、東京帝国大学で化学を学ぶなど、軍との関連において特異な経歴を持っています。

教育と初期のキャリア

1923年に東京帝国大学理学部化学科を卒業後、彼は陸軍に戻り、さまざまな役職を歴任しました。短期間の後、1938年には陸軍砲兵大佐に昇進し、同年7月15日には陸軍技術本部のメンバーとして新たな職務に就きました。 その後も、彼の活躍は続き、1939年には陸軍科学研究所の所員となり、北支那方面軍司令部附として任命されました。

化学部門での活動

小柳津は1940年12月に陸軍科学研究所の第2部長に就任し、その後も陸軍技術本部の研究所所員に登用されました。彼の研究と活動は、陸軍における技術革新において重要な役割を果たし、1942年10月には第6陸軍技術研究所の所長として、科学的な進展に寄与しました。様々な技術開発は、彼の指導の下で進められ、戦局の進展に大きな影響を及ぼしました。

陸軍中将への昇進と終戦

1945年4月30日、小柳津は正式に陸軍中将に昇進しました。同年7月28日には近畿軍需監理部長に異動し、戦争の終結を迎えることとなります。彼の軍事的なキャリアは、このように数々の重要な役職とともに築かれていきましたが、日本の敗戦により新たな局面を迎えることとなりました。

公職追放

戦後の1947年11月28日には、公職追放の仮指定を受けることになりました。これは、彼のキャリアに大きな影響を与えた出来事であり、彼は公的な職務から解かれることとなりました。彼の活動は軍の技術分野に特に力を注ぎ、その業績は多くの人に記憶されています。

参考文献

小柳津政雄に関する情報は、以下の文献から得られました。

• - 秦郁彦 編『日本陸海軍総合事典 第2版』東京大学出版会、2005年。
• - 福川秀樹 編著『日本陸軍将官辞典』芙蓉書房出版、2001年。
• - 外山操 編『陸海軍将官人事総覧 陸軍篇』芙蓉書房出版、1981年。

小柳津政雄の生涯は、技術革新と軍の運営に関与した一人の軍人として、重要な役割を担ったことを示しています。彼の活動は、当時の日本陸軍の進展に大きな影響を及ぼし、その後の歴史においても記憶されるべきものであると言えるでしょう。

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