小栗山晃市

小栗山 晃市



小栗山 晃市(おぐりやま こういち)は、1981年3月29日生まれ、北海道出身の日本の俳優です。現在はProducersに所属しています。身長は178cm、体重は60kg。タレントの小林紗貴氏とは親戚関係にあります。

来歴



小栗山氏は、拓殖大学第一高等学校を経て、拓殖大学政経学部経済学科を卒業しました。高校時代には野球部に所属しており、俳優宇梶剛士氏が野球部の先輩にあたります。

彼の特技は野球であり、その経歴は特筆すべきものです。中学時代にはリトルシニアの日本代表に選出され、アメリカ遠征を経験しています。この遠征中に、当時メジャーリーグのサンディエゴ・パドレスで活躍していた名選手、トニー・グウィン氏から直接指導を受ける貴重な機会を得ました。高校時代も野球を続け、4番打者としてチームを牽引。東京都予選では、後にプロ野球選手となる森本稀哲氏(北海道日本ハムファイターズ、埼玉西武ライオンズ、横浜DeNAベイスターズで活躍)を擁する帝京高校と対戦し、延長戦の末に惜しくも敗退するという激闘を繰り広げています。

大学卒業後、俳優としての道を志すことになります。2008年からは、脚本家である秦建日子氏が主宰する演劇ワークショップTAKE1に6期生および7期生として参加。これを機に俳優活動を本格化させ、当初はOFFICE BLUEに所属しました。その後、2016年には現在の所属事務所であるProducersへと移籍しています。

俳優となる以前には、TBSの報道局でアシスタントディレクター(AD)として勤務していたという、異色の経歴も持っています。

人物・交友関係



小栗山氏は、幅広い分野の著名人との交流があることでも知られています。自身の公式Twitterやブログでは、俳優阿部サダヲ氏や「劇団☆新感線」のメンバーらと共に草野球を楽しんでいる様子がしばしば投稿されています。

また、音楽業界にも人脈があり、コブクロ小渕健太郎氏やEXILEのメンバーといったアーティストたちとも親交があるようです。

主な出演作品



俳優として、映画、テレビドラマ舞台、バラエティなど多岐にわたるジャンルで活動しています。以下に主な出演歴を挙げます。

映画


S -最後の警官- 奪還 RECOVERY OF OUR FUTURE』(2015年)
『HK 変態仮面 アブノーマル・クライシス』(2016年)
地獄少女』(2019年)

テレビドラマ


左目探偵EYE』(2010年、日本テレビ、第6話)
『名探偵コナン 工藤新一への挑戦状』(2011年、読売テレビ・日本テレビ、第2話ゲスト、中村門人 役)
ダーティ・ママ!』(2012年、日本テレビ、第2話・第4話)
走馬灯株式会社』(2012年、TBS、第6話)
サマーレスキュー〜天空の診療所〜』(2012年、TBS、第10話最終回)
『お父さんは二度死ぬ』(2013年、NHK BSプレミアム、第2話、松本 役)
S -最後の警官-』(2014年、TBS、SAT隊員 役、レギュラー出演)
マルホの女〜保険犯罪調査員〜』(2014年、テレビ東京、第4話)
あすなろ三三七拍子』(2014年、フジテレビ、第4話・第6話・第9話)
『危篤スルー』(2015年、日本テレビ、第1話・第3話)
神ちゅーんず 〜鳴らせ!DTM女子〜』(2019年、朝日放送テレビ、第8話)
『不協和音 炎の刑事 VS 氷の検事』(2020年、テレビ朝日系)
『ももいろ あんずいろ さくらいろ』(2021年、朝日放送テレビ、第2話・第3話)
『タベホの女~女3世代満腹日記~』(2022年、映画・チャンネルNECO、第1話)

舞台


秦建日子氏主宰の秦組の作品を中心に、数多くの舞台に出演。特に『石影さま、京都行くってよ』シリーズでは主演を務めるなど、舞台俳優としても活躍しています。

「比翼の鳥/ファィディング・サトコ」(2009年)
「SPY」(2009年)
秦組vol.2「くるくるとしとしっと」(2009年)
「月の子供」(2010年)
「タクラマカン」(2010年)
秦組vol.3「らん」(2010年)
「和田アキ子物語」(2010年)
秦組vol.4「らん―2011 New version!!―」(2011年)
キダリダ(2011年)
石影さま、京都行くってよ(2014年、主演)
石影さま、京都行くってよ〜青春爆裂編〜(2014年、主演)

その他


携帯電話配信ドラマBeeTVNOTTV
バラエティ番組(『奇跡体験!アンビリバボー』、『超再現!ミステリー』、『サタネプ☆ベストテン』、『ニンゲン観察バラエティ モニタリング』、『あらすじ名作劇場』など、主に再現ドラマや企画への参加)
WEB広告(ライフネット生命)
ラジオ番組(J-WAVE、FM西東京にゲスト出演)
ゲーム(『プロ野球スピリッツ4』)
イベント(東日本大震災復興チャリティーイベント「池袋チャリンコ倶楽部」など)

野球で鍛えた精神力と体力、そしてTBS報道局ADとしての経験で培われた洞察力を活かし、今後も様々な役柄で活躍が期待される俳優です。

もう一度検索

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。