小池竜暉

小池 竜暉（こいけ りゅうき）

2000年8月11日生まれ、群馬県出身。日本のアーティストであり、ダンス＆ボーカルグループGENICの一員として活動。グループではボーカルを務める傍ら、ソングライターとして作詞、作曲、編曲も手掛け、その才能は自身のグループのみならず、外部の様々なアーティストにも提供されている。

経歴

幼少期は料理人を志していたが、親の影響でライブへ足を運ぶうちに、自身が歌を通じて人々に感動を届けたいという思いを抱き、歌手を志すようになる。

音楽の道に進む最初の契機となったのは、2014年にエイベックス・エンタテインメントが主催した「キラチャレ2014」。歌部門でBOYSデ☆ビュー賞を受賞し、その才能を早くから認められた。

その後、2016年7月からは5人組のハイブリッドグループ、BE×DUNKのメンバーとして活動を展開。しかし、同グループは2018年8月31日に解散。この解散を一つの転機と捉え、以前から行っていた楽曲制作にさらに力を入れ始める。

2019年6月7日には、avexによる新たなダンス＆ボーカルプロジェクト、a-genic PROJECTに「RYUKI」として参加。そして同年11月15日、同プロジェクトから生まれた男女7人組グループ、GENICのメンバーとして、初のEP「SUNGENIC ep」を配信リリースし、本格的な活動を開始する。

GENICでの活動が進む中で、ソングライターとしての頭角を現していく。2020年2月7日リリースの2nd EP「MOONGENIC ep」では、メンバーの西澤呈と共同で制作した「UPDATE」（作詞・作曲・編曲）や、「月夜に馳せる -Acoustic Version-」（作詞）で初めて楽曲制作に携わった。さらに、2021年3月3日には、コロナ禍での「おうち時間」に、西澤呈とリモートでのやり取りのみで制作した「来たる春」が配信リリースされるなど、グループの楽曲制作において中心的な役割を担うようになる。

2023年9月20日からは、自身のグループの枠を超え、外部アーティストへの楽曲提供を本格的にスタート。この日、群馬県のマスコットキャラクターであるぐんまちゃんへ「ぐ～！ぐ～！ぐんまちゃん」（出口たかしと共同作曲）を、またVTuberの緑仙へ「ヒロイン」（作詞）を提供した。これを契機に、多方面からの制作依頼が増加する。

2024年に入ると、ソングライターとしての評価はさらに高まる。1月10日にリリースされた「ラブライブ!スーパースター!!」に登場するLiella!の5thライブテーマソング「シェキラ☆☆☆」（作曲・編曲）を手掛け、自身が制作に関与した楽曲として初のオリコン週間シングルランキング1位を獲得。これはLiella!にとっても、シングル・アルバムを通じた初の首位獲得作品となった。続く6月23日には、指原莉乃プロデュースのアイドルグループ、=LOVEへの提供楽曲「絶対アイドル辞めないで」（作曲・編曲）が先行配信され、ファンの間で大きな共感を呼び、ストリーミング累計1,100万回再生超え、TikTokでの楽曲再生数1億回突破という記録的なヒットとなる。この他にも、VTuberグループ秘密結社holoXや、ホロライブ所属の一条莉々華、白上フブキ、i☆Ris、藍井エイルなど、アイドル、アニメ、VTuberといった多様なジャンルのアーティストへ意欲的に楽曲を提供しており、その活動の幅広さを示している。

人物

愛称は「りゅーき」や「りゅーきくん」。好きな食べ物としてナンを挙げており、一時期GENICのメンバーから「ナン王子」と呼ばれるほどだった。音楽の道を志す以前は料理人を目指していた時期もある。

得意なスポーツは野球と空手。特に野球には熱心で、小学4年生から中学3年生まで6年間野球部に所属。2023年8月3日には、プロ野球パ・リーグ公式戦（ZOZOマリンスタジアム）にてセレモニアルピッチを務め、その特技を披露した。

作品

GENICの多くの楽曲で作詞、作曲、編曲を手掛けている他、外部アーティストへも多数の楽曲を提供。代表的な外部提供楽曲には、Liella!「シェキラ☆☆☆」、=LOVE「絶対アイドル辞めないで」、緑仙「ヒロイン」、ŹOOĻ「CONQUEROR」、KALEIDOSCORE「ニュートラル」、秘密結社holoX「ちょ〜ゆめドデッカい！」、一条莉々華「今日も大天才っ！」、白上フブキ「SUPERNOVA」、i☆Ris「ビバ☆アイドル！」、藍井エイル「Wonderer Wanderer」、SWEET STEADY|SWEET_STEADY「ぐっじょぶ！」などがある。これらの楽曲は、様々なアーティストの個性を引き出し、リスナーからの高い支持を得ている。

出演

音楽活動以外にも、俳優としてオフ・ブロードウェイミュージカル「Ordinary Days」に出演した経験を持つ。また、テレビ番組「オールスター合唱バトル」への出演や、ラジオ番組へのゲスト出演など、多方面で活動している。

GENICでのグループ活動はもちろん、ソングライターとしても目覚ましい活躍を見せる小池竜暉は、今後のさらなる飛躍が期待されるアーティストである。

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