小西誠志郎

小西 誠志郎の柔道キャリア

小西 誠志郎（こにし せいしろう）は1998年12月21日生まれ、福岡県にルーツを持つ日本の柔道家です。彼の階級は60 kg級であり、身長163 cmです。柔道を始めたのは6歳の時で、主に右組みにおいて実力を発揮しています。その得意技は一本背負投です。

経歴と成績

小西は福岡県の曽根中学校に通い、3年生の時に全国中学校柔道大会の66 kg級で2位を獲得しました。この成功が彼の柔道の道を決定付けるきっかけとなりました。その後、大牟田高校に進学し、1年生の時には全国高校選手権の60 kg級で2回戦敗退を経験しました。2年生の時もインターハイの2回戦で敗れましたが、3年生の時にはインターハイで5位という成績を収めました。

2017年に国士舘大学へ進学した小西は、1年生の学生体重別選手権で準決勝に進出しましたが、同大学の4年生である宮之原誠也に敗れ、3位となりました。その後、体重別団体大会では2位となり、彼の柔道人生は順調に進展していきました。

2年生の時には全日本ジュニア選手権で決勝に進出し、日体大の古賀玄暉と対戦。この試合で技ありを先取したものの、小外掛で逆転負けしてしまいました。また、世界ジュニア選手権では準決勝まで全て一本勝ちを遂げましたが、古賀との再戦で決勝の最中、グラウンドでの接触により、技ありを取られて2位に終わりました。団体戦でもチームが優勝した際に貢献はしましたが、自身の成績は悔しいものでした。

3年生の時には東アジア選手権に参加し、決勝戦で韓国の選手に対し技ありで勝利し、見事に優勝しました。4年目の2020年10月には、講道館杯の決勝戦でセンコーの米村克麻と戦いました。試合中、米村が隅返で技ありを先に取るも、その後の小西の抑え込みについては誤解が生じ、判定を巡る問題が発生します。試合の結果は、全柔連が誤謬を認めたため、両者を優勝とする判断が下され、小西もその恩恵を受けることとなりました。

所属と新たな挑戦

2021年4月からは自衛隊体育学校に所属し、さらに階級を66㎏級に上げた小西は、競技のフィールドを広げています。2024年の講道館杯で3位を獲得し、66㎏級での競争も強固なものにしています。

戦績のまとめ

小西は数々の大会で素晴らしい成績を収めており、以下のような結果を残しています：

• - 2013年：全国中学校柔道大会 2位（66 kg級）
• - 2016年：インターハイ 5位
• - 2017年：学生体重別 3位、体重別団体 2位
• - 2018年：全日本ジュニア 2位、世界ジュニア 2位、世界ジュニア団体戦 優勝
• - 2019年：東アジア選手権 優勝
• - 2020年：講道館杯 優勝
• - 2021年：体重別 3位
• - 2023年：シニア体重別 優勝
• - 2024年：シニア体重別 2位、講道館杯 3位、実業個人選手権 3位

小西誠志郎は、柔道の道を歩み続け、さらなる高みを目指して挑戦を続けています。

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