小路晃

小路 晃のプロフィールとキャリア

小路晃（しょうじ あきら）は、1974年1月31日に富山県魚津市で生まれた日本の男性元総合格闘家およびプロレスラーです。現在は飲食業の経営者と政治活動家として多様なジャンルで活躍しています。彼は、株式会社A-STYLEの代表取締役を務め、総合格闘技の審判も担当しています。そのニックネームは「最後の日本男児」であり、PRIDEという大会において23回もの出場記録を持ち、「ミスターPRIDE」とも称されています。

来歴

小路は小学校の頃から柔道を始め、富山第一高等学校では同級生の村上一成と共に柔道部に所属していました。彼のかつての夢はプロレスラーになることであり、高校卒業後は柔道推薦で中京大学に進学しました。大学では全日本学生体重別選手権でベスト8に進出する実績を残しましたが、その後、プロレス界でのキャリアを追求することを決意します。

1995年には新東京プロレスで覆面レスラー「誠軍団1号」としてデビュー。その後、村山の勧めで和術慧舟會に参加し、1996年には骨法と和術慧舟會の対抗戦で実力を示しました。この時の試合では一方的に攻め込み、ドローに持ち込む活躍を見せました。

PRIDEでの活躍

小路は1997年にPRIDEに参戦し、大会の初試合であるPRIDE.1では、ヘンゾ・グレイシー相手にドローという結果を残します。この試合後、彼は「何がグレイシーじゃあ!」と叫び、観客の注目を集めました。1998年のPRIDE.4ではTKO勝ちを収め、1999年にはPRIDE.6で判定勝ちを収め、その名声を確立していきました。

2000年にはPRIDE GRANDPRIX 2000に参加し、初戦で勝利を収めたものの、2回戦で優勝者となったマーク・コールマンに敗れるなど様々な試練を経験しました。彼はその後も数々の試合に参戦し、勝利と敗北を繰り返しながらも、総合格闘技界に名を刻みました。

2001年には和術慧舟會を離れ、フリーとして活動を開始します。PRIDE.14ではダン・ヘンダーソンにTKO負けを喫し、その後も多くの試合に出場しますが、負けが続くこともありました。2003年にはPRIDE 武士道に参戦し、マウリシオ・ショーグンとの試合でTKO負けを喫しています。

ハッスルと引退

2008年にはプロレス活動を再開し、ハッスルに参戦。高田延彦推薦枠として活躍するも、様々な乱闘劇やトラブルに巻き込まれることも多かったです。最初は小路二等兵と名乗り、ついには元の名前で試合にも臨みます。2011年にはプロレスラーとしての活動を停止し、総合格闘技に復帰しますが、引退試合では三崎和雄に敗れ、セレモニーを経て現役を引退しました。

引退後の生活

引退後は東京都でラーメン店「渡なべ」で修行をし、その後富山にて「つけめん えびすこ」を開店します。これが成功し、続けて「とんこつ えびすこ」を経営することとなります。また、総合格闘技の審判やジャッジとしての活動も継続しています。さらに、2023年の統一地方選挙に立候補したものの、落選しています。

今後も彼の活動に注目が集まるでしょう。

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