小郡駐屯地

小郡駐屯地について

小郡駐屯地（おごおりちゅうとんち）は、福岡県小郡市小郡2277に所在し、陸上自衛隊の第5施設団が駐屯しています。この駐屯地は、1953年に設立され、多くの歴史を有する重要な基地です。

概要と設立

小郡駐屯地は、当初は保安隊小郡駐屯地として開かれました。設立のきっかけは、地元小郡村の熱心な誘致活動によるもので、鹿屋駐屯地から独立第535施設大隊が移駐してきたことから始まりました。これにより、保安隊小郡駐屯地が正式に開設され、駐屯地司令は第5施設団長が兼任しています。

沿革

小郡駐屯地の沿革には多くの重要な出来事があります。1954年には自動車教習所が設立され、同年の7月には陸上自衛隊へと移管されました。その際、独立第535施設大隊は第106施設大隊に名称を変更し、新たに第2施設群が編成されました。

1956年には第108施設大隊が新たに編成されましたが、その後小倉駐屯地へ移駐しています。1961年には第5施設団が編成され、地区施設隊や施設野整備隊が統合されるなど、大規模な組織変更が行われました。さらに、1964年と1966年にも新たな部隊が編成されたり、他の駐屯地から移駐が行われたりしました。

近年では2005年に第9施設群が機能別中隊に改編され、2013年には第9施設群の部隊が再編成されています。これにより現代における防衛活動にふさわしい組織が構築されています。

駐屯部隊

現在の駐屯部隊には第5施設団及びその下部隊が存在し、具体的には第5施設団本部や第9施設群、本部管理中隊、施設中隊、器材隊など多岐にわたる編成がなされています。また、地域の支援を行う西部方面後方支援隊も併設され、様々な任務に対応しています。

アクセス

小郡駐屯地へのアクセスは非常に便利です。最寄の高速道路は九州自動車道の鳥栖ICと大分自動車道の筑後小郡ICで、多くの一般道も駐屯地に接続しています。鉄道に関しては、JR九州鹿児島本線の基山駅や西日本[[鉄道]]天神大牟田線の西鉄小郡駅、甘木[[鉄道]]の甘木駅が近く、交通の要所となっています。

まとめ

小郡駐屯地は多くの歴史と伝統を有する陸上自衛隊の基地であり、地域との結びつきを大切にしながら、防衛活動を行っています。交通のアクセスが良好で、駐屯地内での様々な部隊の活動により、地域の安全や防災に寄与しています。今後も地域住民との連携を深めながら、さらなる発展が期待されています。

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