小野坂昌也

小野坂 昌也について

小野坂 昌也（おのさか まさや）は、1964年に大阪府で生まれた声優、ナレーター、リングアナウンサー、ラジオパーソナリティ、DJです。青二プロダクションに所属し、長年にわたり多岐にわたる声の仕事をこなし、その明るいキャラクターと独特の関西弁で多くのファンに親しまれています。

幼少期からの夢と進路

小野坂は、幼い頃からさまざまな職業に憧れていました。小学校時代には医者になることを夢見ていたこともあり、高校生のときには法律の道に進もうと考えていました。法律の勉強を始めると、弁護士という職業に気持ちが傾きましたが、最終的には自分の才能を活かせる道を探し始めます。

特に中学や高校の頃には、周囲から「吉本に行けばいい」と言われ、自身も吉本興業の大ファンであったため、お笑い芸人を目指していましたが、芸人の道は思ったよりも険しいことが多いと感じ、他の道を探ることになります。青二塾大阪校の第1期生として入塾し、俳優を目指すことに決めました。入塾時には俳優養成所だと勘違いして入った小野坂でしたが、青二塾を卒業後に東京で青二プロダクションに所属します。

声優デビューと実績

声優としてのデビューはOVA『ビー・バップ・ハイスクール』から始まり、その後1992年に『ツヨシしっかりしなさい』でテレビアニメの初主役を務めました。この成功を皮切りに、小野坂は多数のアニメやCM、テレビナレーションに参加し、その存在感を広めていきます。特に人気を博したのは、NHK教育のおにいさんや、『笑っていいとも!』のナレーターなど、顔出しの仕事も数多く担当したことです。

さらに、格闘技イベント「PRIDE」でのリングアナウンサーとしても知られています。特にPRIDE.1では、高田延彦とヒクソン・グレイシーの試合をコールする役割を果たし、多くの格闘技ファンに記憶されています。

音楽活動とラジオ

声優業に加えて、音楽の基盤も持つ小野坂は、アニメソングやキャラクターソングも数多く担当しています。『テニスの王子様』の桃城武のキャラクターソング「SAYONARA」ではオリコンチャートにもランクインしました。また、ラジオパーソナリティとしても豊富な経験を持ち、1990年代後半から自らの冠番組を持ち続けています。2010年には、ラジオパーソナリティとしての功績が認められ、第4回声優アワードでベストパーソナリティ賞を受賞しました。

最近の活動

小野坂は、2017年にExys株式会社と共同プロデュースのもと、YouTubeチャンネル「小野坂昌也」を開設し、YouTuberとしても活動を開始しました。このチャンネルでは、小西克幸とともに動画を制作するなど、新たなメディアでの挑戦を続けています。

まとめ

小野坂昌也は、その独特な声質と多彩なキャリアで日本の声優界を支える重要な存在です。彼の活躍は声優だけにとどまらず、ナレーションや音楽、YouTube活動など多方面にわたり、今後の更なる展開が期待されます。声優ファンにとって、彼の存在は欠かせないものとなっているでしょう。

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