小野登

小野登：映画とテレビを彩った監督の生涯

小野登（おの のぼる）は、1917年2月11日に岡山県に生まれ、2008年7月20日に没した日本の映画監督、テレビディレクターです。彼のキャリアは、映画界の黄金期からテレビの黎明期にかけて、多岐にわたる作品で彩られています。

若き日の情熱と映画界への挑戦

小野は香川県立高松商業学校を卒業後、日本大学芸術学部映画学科に進学。在学中に自作の脚本が映画監督の白井戦太郎に認められたことが、彼の運命を大きく変えます。白井に師事するため大学を中退し、1938年に大都映画に助監督として入社。映画の世界に足を踏み入れました。

東宝での経験と山本薩夫との出会い

1940年には東宝映画へ移籍し、編集技師としてのスキルを磨きます。しかし、映画監督への夢を諦めきれず、1947年に再び助監督として活動を再開。この時期に、社会派映画で知られる山本薩夫に師事し、映画製作の更なる知識と技術を習得しました。

東映京都撮影所での活躍と監督デビュー

1955年からは東映京都撮影所に拠点を移し、時代劇を中心に数多くの作品に携わります。そして、1958年にテレビディレクターとして新たなキャリアをスタートさせ、1960年に念願の映画監督デビューを果たしました。

多様な作品群と映画史への貢献

小野登の監督作品は、時代劇から現代劇まで幅広いジャンルに及びます。映画監督、テレビディレクターとして、数多くの作品を手がけ、日本の映像史にその名を刻みました。

参考文献

黒井和男『日本映画・テレビ監督全集』キネマ旬報社、1988年12月、90 - 91頁。ISBN 487376033X
『映像メディア作家人名事典』日外アソシエーツ、1991年11月12日、151頁。ISBN 4816911111
『日本映画人名事典・監督篇』キネマ旬報社、1997年11月、198 - 199頁。ISBN 4873762081

外部リンク

日本映画データベース - 小野登
allcinema - 小野登
KINENOTE - 小野登
MOVIE WALKER PRESS - 小野登
映画.com - 小野登
テレビドラマデータベース - 小野登
IMDb - Noboru Ono

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