尢部

尢部（おうぶ）について

尢部は、漢字の部首の一つであり、漢字をその部首に基づいて分類する際に重要な役割を果たしています。この部首は、康熙字典において214部首の43番目に位置し、筆画数は3画となります。尢部に属する漢字は、主に「尢」という文字とその異体字である「尣」に関連しています。

尢部の意義

「尢」という字は、足に障害を持つ人を表すもので、片足が曲がった人の形状を象徴しています。このような意味を持つこの部首は、特に人々の身体的な特性に焦点を当てています。中国では、異体字の整理を行う際に「尣」が使われてきた漢字もすべて「尢」に統一されており、言語の一貫性を保つための工夫がなされています。

尢部の呼称

尢部には、日本、中国、韓国、英米において、それぞれ異なる呼称があります。日本では「まげあし」、「だいのまげあし」、「おうにょう」という通称が用いられています。一方、中国語では「尤字旁」と呼ばれ、韓国語では「절음발이왕부（jeoreumbari wang bu）」と表現されています。英米では「Radical lame」という名前で知られています。

尢部の部首字と関連情報

尢部の部首字は「尢」であり、これは漢字の成り立ちや意味を理解する上で基本的な要素となります。音声に関しては、日本語では「オウ（ワウ）」、中国語ではピンインで「wāng」と表示され、注音符号では「ㄨㄤ」と表記されます。また、ウェード式では「wang 1」という表記がされます。朝鮮語では訓音として「절음발이（jeoreumbari）」、王（wang）と表記されています。

尢部に含まれる漢字の例

尢部に属する漢字にはいくつかの例があります。代表的なものとして「尢」と「尤」が挙げられます。また、「尨」や「就」なども尢部の範疇に含まれています。これらの漢字は、尢部の持つ意味や特性を反映しており、日常会話や文書においても見ることができます。

尢部は漢字が持つ深い意味と象徴性を物語っており、人々の身体や生活に密接に関連している部首の一つだと言えるでしょう。

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