尾原榮夫

尾原榮夫（おはら しげお）は、1945年3月8日生まれの日本の元大蔵官僚です。彼は、そのキャリアの中で、国税庁長官という要職を歴任しました。

生い立ちとキャリア

山形県出身の尾原氏は、1968年に東京大学法学部を卒業後、大蔵省に入省しました。彼のキャリアは、大臣官房文書課への配属から始まり、その後、主計局総務課企画第一係長、左京税務署長など、様々な役職を経験しました。

1970年代には、銀行局中小金融課長補佐、和歌山県総務部財政課長、主計局主計官補佐などを務め、その後も、大臣官房企画官兼大臣官房秘書課、主税局税制第二課長、主税局税制第一課長といった重要な役職を歴任しました。

1992年には、主税局総務課長に就任し、その後、内閣総理大臣秘書官（事務担当）を経て、1994年に大臣官房調査企画課長に、同年には大臣官房審議官（主税局担当）に就任しました。1998年には、主税局長に昇進し、2001年には、国税庁長官に就任しました。

退官後の活動

国税庁長官を退任後、尾原氏は、農林漁業金融公庫副総裁、国家公務員共済組合連合会理事長などの要職を歴任しました。2018年には、みずほ銀行の取締役に就任しています。

受章

長年にわたる公務への貢献が認められ、2015年4月には、瑞宝重光章を受章しました。

尾原榮夫は、大蔵官僚として、また退官後も、日本の経済・金融分野において、重要な役割を果たした人物として知られています。

参考文献

* 興信データ株式會社『人事興信録 第45版 上』興信データ、2009年。

もう一度検索