尾方真生

尾方 真生のプロフィールと経歴

尾方 真生（おがた まお、1999年5月7日生まれ）は、熊本県からプロの女子競輪選手として活躍しています。彼女は日本競輪選手会福岡支部に所属し、主に久留米競輪場をホームバンクとしています。尾方は日本競輪選手養成所の第118期生であり、師匠は藤田剣次（85期）です。

学生時代と競技の始まり

尾方は九州学院高等学校を卒業し、同校には有名なプロ野球選手・村上宗隆が同級生として在籍していました。高校時代には陸上部に所属し、短距離走を専門にしていました。彼女のスポーツスキルの高さは、熊本県の高等学校総合体育大会100mで2位に入賞し、インターハイにも出場したことからも証明されています。

競輪の道へ進むことを決意した尾方は、強豪選手が集まる藤田剣次の下で修業を開始しました。2019年1月には、日本競輪学校第118回技能試験に合格し、晴れて競輪選手としてのキャリアをスタートさせました。

養成所での成果

養成所在籍中、尾方は記録会にて200mフライングダッシュで11秒62の新記録を樹立しました。また、全ての記録で最高基準を上回り、女子競技者としては7人目の名誉とも言えるゴールデンキャップを獲得しました。その後、卒業記念レースでは決勝で1着となり、栄光の優勝を果たしました。

本格デビューと初優勝

2020年5月29日、小倉競輪場で行われた新人戦『競輪ルーキーシリーズ2020』で尾方はプロデビューを果たします。このレースで彼女は初勝利を挙げ、その後も同大会で完全優勝を達成しました。本格デビュー戦では青森FIIの第2レースで1着を獲得し、さらには翌日の予選でも3着となるなど、順調なスタートを切りました。最終日の決勝でも1着となり、再度の優勝を実現しました。

さらに、11月には特別競走・ガールズグランプリトライアルに特例で出場し、下期には26回の1着を記録するなど同クラスの競走者を圧倒しました。2020年の獲得賞金も648万7000円で同期の中で最高でした。

続く成功と成長

2021年には「第3回ガールズ フレッシュクイーン」に選出され、2着となった後、佐世保FIIから4場所連続での完全優勝を果たしました。その後、7月のガールズケイリンフェスティバルにて、強敵と対峙しながらも安定したパフォーマンスを発揮し、同年末にはガールズグランプリ2021に初出場しました。グランプリでは6着でしたが、それでも1644万6300円の獲得賞金でランキング5位に入るなど、その実力を証明しました。

2022年、尾方は岸和田でのレースでトライアル勝利を収め、その後のガールズ フレッシュクイーンでは自身初のタイトルを獲得しました。年末のガールズグランプリでも4着に入賞し、賞金ランキングは8位となりました。

最後の栄光

2024年7月、松戸で行われたガールズケイリンフェスティバルに出場し、見事に優勝を果たしました。この大会はGI・女子オールスター競輪への移行が決定しているため、尾方にとっては特別な意味を持つレースでした。彼女はこの最終開催での勝者として、その名を歴史に刻みました。

主な獲得タイトル

• - 2022年：FII・ガールズ フレッシュクイーン（平塚競輪場）
• - 2024年：FII・ガールズケイリンフェスティバル（松戸競輪場）

尾方真生は競輪界で活躍する女子選手として、多くの挑戦を乗り越え成長してきました。今後も彼女の活躍に期待が寄せられています。

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