山下航平

山下航平のプロフィールと経歴

基本情報

山下航平（やましたこうへい）は1994年9月6日、福島県に生まれた陸上競技選手です。彼は主に三段跳を専門としており、その最高記録は日本歴代7位となる16m85です。リオデジャネイロオリンピックの日本代表選手としても知られており、スプリント力にも優れ、100mでは自己ベスト10秒51を記録しています。また、全日本空輸（ANA）でアスリート社員として活動しています。父親は日本記録保持者であるため、彼は陸上競技一家に生まれ育ちました。

中学時代

山下選手は小学4年生の時に陸上競技を始めましたが、それ以前には2年間スイミングスクールに通っていました。小学6年生の時はハードルに挑戦したものの、成長期に伴い身長が伸びず、難易度が上がることから中学に進学してからは走幅跳に変更しました。福島大学附属中学校では、県大会で最高7位を獲得し、自己ベストは6m11。さらに、4×100mリレーでは県大会で3位の成績を収めました。

高校時代

福島県立橘高等学校に進学した後、彼は更に三段跳に真剣に取り組むようになりました。1年生の時にはインターハイの福島県大会で優勝し、2年生では全国大会での入賞を果たしました。その後も自己ベストを更新し、3年生では国民体育大会で15m50を跳び、初めて全国タイトルを獲得しました。父親の持つ高校時代の記録を1cm上回ることにも成功しました。

大学時代

筑波大学の体育専門学群に進学した山下選手は、大学1年目の関東インカレで3位に入賞しましたが、腰痛に悩まされ、次第に思うような結果が出せませんでした。しかし、腰椎分離症と診断された後は、先輩の助言を受けてトレーニングに励みました。2016年の関東インカレ三段跳では、自己ベストを更新し、16m85という驚異的な記録を叩き出しました。日本歴代6位の記録であり、リオデジャネイロオリンピックの参加標準を突破する快挙を成し遂げました。

リオデジャネイロオリンピック

オリンピック出場をかけた日本選手権では、初回の跳躍でファウルが続いたものの、最後の跳躍で好記録を出す期待がかかりましたが、残念ながらファウルに終わり、予選敗退という結果になりました。しかし、その後の南部記念三段跳で優勝し、正式にリオデジャネイロオリンピックの日本代表として選出されました。オリンピックでは本来の力を発揮できず、15m71で予選敗退となりますが、貴重な国際大会の経験を積むことができました。

社会人時代

大学卒業後の2017年に陸連に登録して活動を続けながら就職活動を行いました。成功裏に全日本空輸（ANA）への就職が決まり、2018年からは航空業界に身を置きつつ、競技も続けています。

人物

山下選手は陸上一家の末っ子で、父親は三段跳の日本記録保持者として有名です。母親も陸上経験者であり、兄弟もそれぞれ短距離走や三段跳で活躍しています。彼の夢は子供の頃から航空関連であり、飛行機や電車について語ると止まらないほどの知識を持っています。

まとめ

山下航平選手は陸上競技の中で様々な挑戦を経て成長し、国内外での活躍を続けています。今後のさらなる成長と期待がかかる選手です。

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