山口慎一 (ミュージシャン)

山口 慎一（やまぐち しんいち）

山口慎一は、1969年1月1日生まれの日本のミュージシャン。1990年以降、音楽制作に取り組み、バンド『ヤプーズ』のメンバーとしての活動を通じて知られるようになりました。彼は、バンド活動だけではなく、さまざまな音楽ユニットにも参加し、多彩な音楽スタイルを展開しています。さらに、他のアーティストの作品やライブにおいてはプログラミングやアレンジのサポートを行い、幅広い音楽的スキルを持っています。

来歴

ヤプーズでの活動

ヤプーズのメンバーとしての活動は、彼のキャリアの中心を成しています。1995年にはアルバム『HYS』にマニピュレーターとして参加し、1999年には正式メンバーとなります。彼はキーボードやシンセサイザーを担当し、プログラミングを手掛けるなど、バンドの音楽に大きく貢献しました。2006年にヤプーズが活動を休止する中でも、山口は戸川純のソロライブにサポートメンバーとして参加していました。13年後の2019年、ヤプーズは再び活動を再開し、山口は引き続きメンバーとして活躍しています。

soyuz projectへの参加

2001年にはP-MODELの元メンバーである福間創が結成した音楽ユニット『soyuz project』にも参加し、2005年までメンバーとして活動しました。しかし、その後彼は脱退し、soyuz projectは福間のソロユニットとして続いていきます。2014年には福間がユニットを解散し、山口はラストライブにゲストとして出演しました。

COHERENCEでの活動

山口は2014年に百々政幸と共にユニット『COHERENCE』を結成。ここでは打ち込みによるインストゥルメンタルを中心に展開しています。

冨田勲とのコラボレーション

また、2012年には著名な作曲家冨田勲の『イーハトーヴ交響曲』にプログラミングサポートとして参加。2016年には同じく冨田の作品『ドクター・コッペリウス』にも関与しました。

著書

山口は、戸川純と共著で『戸川純の人生相談～どうしたらいいかな、純ちゃん～』を2023年に発表し、彼の音楽活動の幅広さを示しました。

関連人物

山口慎一の音楽活動には、戸川純や福間創、百々政幸との関係も重要です。戸川はヤプーズのボーカルを務めており、ソロライブでも山口がサポートしています。一方、福間との関係は『soyuz project』を通じて深まり、百々とは『COHERENCE』としての活動が続いています。さらに、戸川との共演が多いことぶき光や、ヤプーズの元メンバー石塚BERA伯広との親交も知られています。石塚は2019年に逝去しましたが、山口との関係は深く、彼を戸川に紹介したのも山口でした。こうした音楽仲間との関係は、山口の作品や活動に重要な影響を与えています。

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