山口県の県道一覧

山口県の県道一覧：歴史と特徴

山口県には主要地方道と一般県道があり、それぞれに路線番号が割り当てられています。現在の番号体系は、幾度かの変更を経て形成された複雑な歴史を反映しています。

番号体系の変遷

都道府県道標識導入以前は、主要地方道と一般県道の区別なく、1号から順に番号が割り当てられていました。しかし、1972年頃、主要地方道は1号～100号、一般県道は101号以降と変更されました。これは、島根県と広島県が同時期に県道番号の変更を行ったことから推測できます。1975年以降に整備された自転車道は501号以降の番号が割り当てられています。

当初は、主要地方道・一般県道ともに、県東部から時計回りに番号が割り当てられていましたが、1976年4月1日、建設省告示第694号により、島根県にまたがる3路線が主要地方道に昇格したことで、主要地方道の再編が行われました。この再編では、港湾や駅を結ぶ路線の番号が再割り当てされ、現在の路線番号体系が確立しました。

その後も、国道の昇格や路線の再編に伴い欠番が発生しており、新たに県道が指定されたり、一般県道が主要地方道に昇格したりする際に、これらの欠番が使用されるケースと、新たに番号が割り当てられるケースの両方があります。

山口県道の特徴：黄色のガードレール

山口県道の特筆すべき点として、ガードレールの塗色が黄色に統一されていることが挙げられます。これは、1963年の山口国体開催に際し、景観整備の一環として、当時の橋本正之知事の提案で実施されたものです。夏ミカン色を採用した理由は、視認性の良さ、そして山口県特産の夏ミカンにちなんでいるという点を考慮したためです。山口県管理の国道も同様に黄色のガードレールとなっています。

主要地方道と一般県道の現状

主要地方道は1号から72号まで、一般県道は101号から300号以上まで番号が割り当てられています。しかし、多くの欠番が存在し、その背景には、前述した番号体系の変更や路線の再編、廃止などが複雑に絡み合っています。

各路線の沿革を詳細に見ていくと、番号変更、路線名称変更、国道昇格、他路線への統合、廃止など、様々な歴史的変遷が分かります。例えば、ある路線は、当初異なる名称と番号で存在し、その後、路線変更や番号の再割り当てなどを経て、現在の名称と番号になっているケースが多数存在します。

さらに、一部の路線については、現在も使用されている番号と、過去に使用されていた番号が複数存在します。これは、路線の延長変更や路線廃止などの経緯により、番号の再利用が行われているためです。

資料

山口県道の詳細な情報は、山口県が発行している「山口県管内道路図」や「山口県管理道路一覧表」などの資料を参照する必要があります。これらの資料には、各県道の詳細な路線図や、路線の起終点、延長などが記載されています。

まとめ

山口県の県道は、歴史的な経緯から複雑な番号体系と路線の歴史を持っています。黄色のガードレールは山口県独自の特色と言えるでしょう。より詳しい情報については、山口県の公式資料を参照することをお勧めします。

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