山口県道242号秋吉台公園線

山口県道242号秋吉台公園線：カルスト台地を貫く絶景ロード

山口県道242号秋吉台公園線は、美祢市を通る一般県道で、秋吉台の雄大な自然を満喫できるドライブルートとして知られています。通称、秋吉台道路、秋吉台スカイライン、カルストロードなど、様々な愛称で親しまれています。

概要

この県道は、美祢市美東町赤から美祢市秋芳町秋吉を結び、秋吉台国定公園（秋吉台）を縦断します。秋吉台の北縁、秋吉台サファリランド付近からスタートし、秋吉台上の稜線をなぞるように南下。秋吉台科学博物館などの展望エリアを通り、秋芳洞入口付近からはトンネルで国道435号へと繋がります。

歴史

この道路の大部分は、元々日本道路公団が1970年に一般有料道路「秋吉台道路」として建設した区間です。終点付近のトンネル前後は、山口県が過疎対策事業として美祢市道として整備しました。2011年に一連の道路として再指定され、現在の県道となりました。

年表

1970年10月5日：秋吉台有料道路として開通
1972年頃：山口県道243号秋吉台公園線に指定
1990年7月1日：無料開放、山口県に移管
1993年5月11日：主要地方道に指定（萩秋芳線として）
1994年：山口県道32号萩秋芳線に編入
2011年5月27日：山口県道242号秋吉台公園線として再指定

路線状況と地理

秋吉台公園線は、日本最大のカルスト台地である秋吉台を縦断しており、緩やかな起伏とカーブが連続する道が特徴です。カルストロードの名の通り、道路沿いには無数の白い石灰岩が立ち並び、広大な草原が広がります。特に5月から初夏にかけての新緑の季節は、息をのむほどの絶景が楽しめます。また、毎年2月には野焼きが行われ、直後には黒く焼け焦げた異様な光景を見ることもできます。

周辺情報

終点付近には、日本最大規模の鍾乳洞である秋芳洞があり、多くの観光客が訪れます。道路周辺には、秋吉台エコミュージアムや秋吉台科学博物館、秋吉ロイヤルホテル秋吉館などの観光施設も整備されています。

手づくり郷土賞

秋吉台公園線は、「カルストロード八重広谷線」として、平成6年度手づくり郷土賞（ふるさとを紹介する道）を受賞しています。

道路施設

秋吉トンネル：延長230m（1993年竣工）

沿線

秋吉台
秋芳洞
秋吉台エコミュージアム
秋吉台科学博物館
秋吉ロイヤルホテル秋吉館



秋吉台公園線は、ドライブだけでなく、サイクリングやツーリングにも最適なコースです。秋吉台の自然を満喫しながら、爽快なドライブを楽しんでみませんか。

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