山口菜津子

山口 菜津子の競技人生とその後

山口菜津子（やまぐち なつこ）は、1989年3月25日に高知県高知市で生まれた元女子競輪選手です。彼女は日本競輪学校の第102期生として競技に身を投じ、現役時は日本競輪選手会高知支部に所属していました。主なホームバンクは高知競輪場であり、師匠は56期の野本博俊氏です。

初期のキャリア

高知県立高知海洋高等学校を卒業した後、山口は会社員として働き始めましたが、彼女の競技に対する情熱は弟の自転車競技から影響を受けて強まりました。特に2012年に女子競輪（ガールズケイリン）が復活するというニュースが彼女の心を動かし、野本氏の指導を受ける決意を固めました。1年後の2011年2月には競輪学校の女子第1期生として技能試験に合格し、成績は第21位で2勝を挙げました。

デビューと競技生活

彼女は2012年7月1日に平塚競輪場でデビューを果たしますが、その初レースは5着に終わります。その後、初勝利を挙げるまでに約1年を必要としましたが、彼女の競技人生は決して停滞するものではありませんでした。2013年8月6日、弥彦競輪場で念願の初勝利を達成し、その後も多くのレースにおいて2着や3着に入る成績を残しました。これが彼女の決勝進出が多かった理由です。

引退とその後

山口菜津子は競輪選手として活躍し続けましたが、2019年12月24日に選手登録を消除、競技生活にピリオドを打つことになりました。通算戦績は565走中9勝というもので、決して華やかなものではないかもしれませんが、彼女の競技人生は多くのファンや仲間に影響を与えました。

引退後、山口は高知競輪が提供するネット番組に出演し、再び競輪界に関わっています。彼女は現役時代の経験を生かし、競輪の魅力を広める活動を続けており、多くの人にその姿を見せています。

まとめ

山口菜津子の競技人生は、彼女が元女子競輪選手としての地位を確立するまでの努力と苦難の道のりを象徴しています。彼女のキャリアは、競技に対する情熱と努力が実を結ぶものであり、多くの若い選手たちにとっての励みとなるでしょう。彼女は競技から引退しましたが、今後とも競輪界での活動を通じて、多くの人々に影響を与え続けることでしょう。

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