山宮るり子

山宮るり子

山宮るり子（1988年 - ）は、日本の著名なハープ奏者であり、その卓越した演奏技術と音楽性で国内外から高い評価を得ています。新潟県新潟市出身。

経歴

4歳でアイリッシュ[[ハープ]]、8歳でグランドハープを始めた山宮は、幼少期からハープの才能を開花させました。山田ふたば、山崎祐介、グザヴィエ・ドゥ・メストレといった著名な指導者に師事し、研鑽を積みました。

中学校1年生の時に、飯森範親指揮・東京交響楽団と共演し、その才能を早くから注目されました。2007年には、大友直人の指揮でも同楽団と共演しています。2004年には、第16回日本ハープコンクールアドバンス部門で第3位を受賞しました。新潟清心女子高等学校を卒業後、ドイツへ留学し、ハンブルク音楽演劇大学を首席で卒業。その後、同大学院にてドイツ国家演奏家資格を最優秀の成績で取得しました。

在学中の2009年には、第58回ミュンヘン国際音楽コンクールのハープ部門で、日本人として初めて2位入賞を果たし、2つの特別賞も受賞する快挙を成し遂げました。2011年には、第7回リリー・ラスキーヌ国際ハープコンクールで優勝し、こちらも日本人初の快挙となりました。

2012年からは、ドイツのケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団の首席ハーピストを務めています。このオーケストラは長い歴史を持ち、国際的に高い評価を受けている名門であり、首席ハーピストとして山宮の演奏はオーケストラの重要な一部分を担っています。

2013年3月には、新潟日報「メディアシップ」開業記念のNHK交響楽団公演（指揮：尾高忠明）でソリストを務め、故郷に錦を飾りました。同年夏には、新潟市りゅーとぴあにてプロデビューリサイタルを開催し、本格的にソロ活動を開始しました。国内では、東京文化会館、トッパンホール、紀尾井ホール、東京オペラシティなど、都内の主要なホールに相次いで出演し、その演奏は多くの聴衆を魅了しました。東京・春・音楽祭、アフィニス夏の音楽祭、ラ・フォルジュルネ・オ・ジャポン、サントリーサマーフェスティバルなど、各地の著名な音楽祭にも客演し、幅広い音楽ファンにその才能を知らしめました。トッパンホールでの演奏はe-onkyoよりハイレゾ配信もされています。NHK-FM「リサイタル・ノヴァ」「ベストオブクラシック」、NHK BSプレミアム「クラシック倶楽部」などのメディアにも出演し、その活動は多岐にわたります。

2016年には、日本アコースティックレコーズよりデビューCD「スパイラル」を発表し、レコード芸術誌上で特選盤に選出されるなど、高い評価を得ています。

山宮るり子は、その卓越した技術と豊かな音楽性で、ハープ音楽の新たな可能性を切り拓き、聴衆に感動を与え続けています。今後の活躍がますます期待される、日本を代表するハーピストの一人です。

外部リンク

山宮るり子　オフィシャルウェブサイト
所属事務所 アーティストページ

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