山崎まり

山崎 まり（やまざき まり）

概要

元女子プロ野球選手の山崎まりは、1989年11月17日生まれで、北海道札幌市出身です。彼女は、その活躍を通じて女子野球界に多大な影響を与えました。

経歴

プロ入り前

山崎まりの野球への興味は、3歳年上の兄の影響から始まりました。週末には兄のプレーをグラウンドで見守り、その影響で小学校2年生の頃、真駒内スターズに入団しました。

中学校では札幌真駒内シニアに加わり、高校時代には野球部のマネージャーを務める傍ら、男子選手と混じって練習に励み、さらには女子硬式クラブチーム「ホーネッツレディース」にも参加しました。大学は筑波大学の体育専門学群に進学し、男子学生と共に軟式野球部に所属しました。

在学中の2010年には、ベネズエラで開催された第4回IBAF女子ワールドカップに出場し、世界一に輝きました。卒業後は東京都に移り、荒川区立第三中学校で非常勤講師として体育・部活指導を行いながら、土日はアサヒトラスト女子硬式クラブチームの選手としても活動しました。

プロ入り後

2012年の秋、山崎はプロテストを受け、翌2013年からレイアに入団しました。プロ入り初年度には、45試合に出場し、打率.298、チームトップとなる19打点を記録しました。2014年も活躍を続け、33試合に出場し打率.302、7打点を記録しました。

2015年には埼玉アストライアに移籍し、移籍初年度に50試合に出場、打率.340を記録しました。この成績はリーグ6位で、1本塁打は2位タイ、31打点はリーグ1位という素晴らしい数字でした。その年の「コンベンション2015」では、最多打点・最多勝利打点のタイトルを受賞し、ベストナイン（三塁手部門）にも選ばれました。

2016年は38試合に出場し、打率.255、10打点でした。成績が前年に比べて下降しましたが、2017年にはディオーネに移籍し、キャリアハイとなる打率.352を記録しました。この年、久々の本塁打も放ちました。

2018年に再びアストライアに戻り、40試合に出場し打率.289、15打点を達成します。2019年には背番号を1から7に変更し、選手兼守備コーチとして活動を始めました。このシーズンは60試合に出場し、打率.267、2本塁打、21打点を記録しました。2019年11月1日、女子プロ野球リーグからの退団が発表され、多くのファンから惜しまれることとなりました。

2020年には埼玉西武ライオンズ・レディースに入団し、新たなステージでの挑戦を続けています。

詳細情報

年度別打撃成績

2019年度シーズン終了時

• - 太字はリーグ1位
• - 「-」は記録なし

タイトルと表彰

• - 最多打点：1回 (2015年)
• - 最多勝利打点：1回 (2015年)
• - ベストナイン：1回（三塁手部門）

代表歴

• - 第4回IBAF女子ワールドカップ

背番号

• - 7 (2013年 - 2017年、2019年)
• - 1 (2018年)

まとめ

山崎まりは、女子野球界において圧倒的な存在感を放ち、多くの記録とタイトルを手に入れた選手です。彼女の活躍は将来の世代に大きな影響を与えることでしょう。

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