山川晃司

山川 晃司：元プロ野球選手の経歴と挑戦

山川晃司（やまかわこうじ）は、1996年11月15日生まれ、福岡県大野城市出身の元プロ野球選手。彼は主に投手として活動していましたが、プロ入り時は捕手として始まりました。今回は彼のキャリアや挑戦について詳しく振り返ります。

プロ入り前の道のり

山川は、2014年のドラフトで東京ヤクルトスワローズから3位指名を受け、捕手としてプロ入りを果たします。契約金5000万円、年俸600万円で仮契約を結び、背番号は55番に決まりました。彼はプロ入り前から将来を期待されている選手でした。

ヤクルトでの経験

2015年のシーズンが始まると、山川はNPB選抜に選ばれる機会を得ました。しかし、捕手としての出場機会は限られ、二軍で外野手や一塁手としても挑戦しました。初年度には打率.209という低打率に終わり、以降のシーズンでも打撃に苦しむ時期が続きました。

2017年オフには、同年のドラフトで1位指名された村上宗隆に背番号55を譲り、自身は69番に変更。その後、2019年に二軍監督の高津臣吾から投手兼任となる二刀流転向を提案されました。彼は小学生以来の投手復帰に挑み、大学チームとの練習試合で登板。しかし、腰のヘルニア手術に見舞われ、一年間は戦列を離れることになりました。

二刀流としての挑戦

2019年9月、復帰後初めての出場では投手として初登板を果たします。この試合では連続四死球を与えるも、1回を無失点で抑える活躍を見せました。しかし、この試合以降の公式戦での登板はなく、結局一軍出場の経験がないまま、オフに戦力外通告を受けました。

戦力外後、山川は12球団合同トライアウトに参加し、打者と投手の両方として挑戦しました。打撃では好成績を残し、投手としても無安打2奪三振の成績を収め、再度の好機を模索しました。

BCリーグでの新たな挑戦

2019年にはBCリーグの富山GRNサンダーバーズに投手として入団。2020年は肘の怪我により開幕が遅れたものの、8月に公式戦デビューを果たしました。2022年と2023年には、日本海オセアンリーグの所属となり、両シーズンで最多セーブのタイトルを獲得する見事な活躍を見せました。

現在の活動と引退

2023年には、再度トライアウトに参加し、最高148km/hの速球を計測。しかし、被安打や与四球と苦い結果で終わり、12月には任意引退で富山を退団。その後、社会人野球のロキテクノ富山に入団することが決まりました。

まとめ

山川晃司は捕手から投手への挑戦を経て、プロ野球選手として多くの経験を積んできた選手です。これからの社会人野球での活躍にも期待が寄せられています。彼のプロ野球キャリアは、スポーツ界における多様な挑戦の象徴とも言えるでしょう。

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