山川清徳

山川清徳（やまかわ きよのり）

山川清徳氏は、1977年6月生まれの日本の財務官僚です。沖縄県出身で、ラ・サール高等学校卒業程度認定試験を経て、一橋大学法学部を卒業しました。2000年に大蔵省に入省し、主計局総務課に配属されたのを皮切りに、そのキャリアをスタートさせました。

キャリアの変遷

2001年1月には、省庁再編に伴い財務省主計局総務課に異動。2002年6月には、中国語を習得するため北京語言大学へ留学しました。その後、内閣官房郵政民営化推進室、金融庁監督局、在マレーシア大使館など、多岐にわたる部署を経験しました。

2011年には、大臣官房政策金融課長補佐に就任。2012年からは主計局にて、農林水産、環境、国土交通といった分野の予算編成を担当。特に2014年には、鉄道局との間でアクセス鉄道に関する基本合意を実現するなど、その交渉力が発揮されました。2016年には、地方交付税を担当し、地方財政にも携わっています。

2017年7月には、熊本県企画振興部長に転じ、地方行政の現場を経験。その後、2020年に主計局に復帰し、主計企画官（調整担当）として、予算編成における調整業務を担いました。

2021年10月には、主税局税制第二課主税企画官に就任。税制改正にも携わるようになり、2022年には内閣官房にも籍を置き、こども家庭庁設置法案の準備にも参画しました。2023年7月には、理財局国庫課長に就任し、国の財政運営の中枢を担っています。

職務経歴

以下に、山川氏の主な職務経歴をまとめます。

2000年4月：大蔵省入省（主計局総務課）
2001年1月：財務省主計局総務課
2001年：主計局主計企画官付
2002年：金沢国税局
2002年6月：留学（北京言語大学）
2004年：内閣官房郵政民営化準備室員
2005年11月：内閣官房郵政民営化推進室員
2006年：金融庁監督局総務課長補佐
2007年：金融庁監督局郵便貯金・保険監督参事官室課長補佐
2008年：在マレーシア大使館二等書記官
2010年：在マレーシア大使館一等書記官
2011年：大臣官房政策金融課長補佐（総括） 兼 大臣官房信用機構課長補佐
2012年：主計局主計官補佐（農林水産第三係主査）
2013年：主計局主計官補佐（環境係主査）
2014年：主計局主計官補佐（国土交通第二、三係主査）
2015年：主計局主計官補佐（農林水産第一係主査）
2016年：主計局主計官補佐（地方財政係主査）
2017年7月8日：熊本県企画振興部長
2020年7月23日：主計局主計企画官（調整担当）
2020年12月22日：主計局主計企画官（財政分析、調整担当）
2021年7月10日：主計局主計企画官（調整担当）
2021年10月4日：主税局税制第二課主税企画官
2022年1月4日：大臣官房付 兼 主税局税制第二課主税企画官 兼 内閣官房内閣参事官（内閣官房副長官補付） 兼 内閣官房こども家庭庁設置法案等準備室参事官
2022年2月25日：主税局税制第二課主税企画官
* 2023年7月7日：理財局国庫課長

まとめ

山川氏は、財務省における要職を歴任し、予算編成、税制、地方財政、国際関係など、幅広い分野で豊富な経験を持つ官僚です。そのキャリアは、国の中枢である財務省での業務に加え、地方行政、海外勤務も経験しており、多角的な視点と知見を備えていることが伺えます。今後の活躍も期待される人物の一人と言えるでしょう。

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