山手幹線 (滋賀県)

山手幹線（やまてかんせん）

概要

山手幹線は、滋賀県大津市神領4丁目から湖南市石部を結ぶ都市計画道路として設計されています。この道路は、国道1号線が慢性的な渋滞に苦しむ大津と栗東の間のバイパス機能を果たすことが期待されています。また、甲賀湖南道路とも接続するため、地域の交通網を強化する役割を担っています。

路線データ

• - 番号: 3.3.6
• - 起点: 大津市神領4丁目（瀬田南交点）
• - 終点: 湖南市石部
• - 総延長: 14.53 km
• - 計画決定日: 1972年6月20日
• - 全線開通日: 2025年8月23日
• - 計画車線数: 4車線
• - 計画幅員: 22 m

供用区間

山手幹線は、次のような供用区間があります。
1. 大津市神領4丁目（瀬田南交点） - 草津市岡本町（岡本町南交点）
- 延長6.45 km、4車線
- この区間は滋賀県道2号大津能登川長浜線に指定され、新名神高速道路草津田上ICへのアクセス路となっています。
2. 草津市岡本町 - 草津市山寺町
- 岡本町南交差点から上砥山ランプまでの延長3.0 kmは滋賀県道2号として建設されています。このうち岡本町南交差点 - 山寺ランプは2025年3月23日に開通しました。
3. 草津市山寺町 - 栗東市小野
- 2016年より工事が始まり、2024年の開通を目指しています。上砥山ランプから小野ランプまでの延長0.9 kmは国道1号栗東水口道路IのII期区間として整備され、山寺ランプから小野ランプは2025年8月23日に暫定2車線で開通予定です。
4. 栗東市小野（小野ランプ） - 湖南市石部（石部ランプ）
- 延長3.4 km、暫定2車線
- この区間は2001年度に着工し、2016年3月19日に暫定2車線で供用を開始しました。

通過する市町村

この道路は、滋賀県内の大津市、草津市、栗東市、湖南市を通ります。

交差する道路

• - 滋賀京都連絡道路: これは大津市と京都市山科区を結ぶ高規格道路の計画で、大津山科バイパスまたは山科大津バイパスとも呼ばれています。2025年時点では、京滋間の一般道は国道1号の2車線の道路のみで、渋滞緩和や防災面での課題があります。これを受け、滋賀・京都間の新しいバイパス建設が求められています。

沿道施設

山手幹線沿いには、いくつかの重要な施設があります。例えば、滋賀県立アイスアリーナや龍谷大学瀬田キャンパス、滋賀医科大学、ダイキン工業滋賀製作所などがあります。これらの施設は、地域社会にとって重要な役割を果たしており、交通の便が向上することでさらなる発展が期待されています。

このように、山手幹線は地域の交通環境を改善し、諸地域へのアクセス向上に寄与する重要なプロジェクトといえます。2025年の全線開通を控え、多くの人々にとって利便性が高まることが期待されています。

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