山本ソニア

山本 ソニア（やまもと ソニア）

日本のファッションモデル。1995年5月5日生まれ。

東京都に生まれ、幼少期からフランス・パリで多くの時間を過ごした。チュニジア人の父親と日本人の母親を持つ国際的な背景から、自然と多言語が飛び交う家庭環境で育つ。小学校3年生から高校2年生までをフランスで過ごし、学業を修める傍ら、モデルとしてのキャリアをスタートさせた。

経歴

山本ソニアのモデル活動は、フランスでの生活中に始まった。2009年、夏休みを利用して一時帰国した日本でサトルジャパンに所属し、モデルデビューを果たす。当初はパリの高校に通いながら、長期休暇の度に日本で活動するという形をとっていた。しかし、日本の「カワイイ」文化への強い関心と憧れから、活動拠点を日本に移すことを決意。2011年9月には日本のインターナショナルスクールへ転校する。

日本の大学への進学を決意し、学業とモデル業の両立を目指す。2014年、上智大学に新設された総合グローバル学部に第1期生として入学。この年、所属事務所をレプロエンタテインメントに移籍し、活動の場をさらに広げた。そして、2015年には徳間書店のファッション雑誌『LARME』のレギュラーモデルに抜擢され、人気モデルとしての地位を確立する。学業も順調に進め、2018年3月に上智大学を卒業した。

人物

多様な文化の中で育った山本ソニアは、卓越した語学力を持つことで知られる。両親が日本語、フランス語、英語を使用する家庭環境で育ったため、これら3言語を流暢に操るトライリンガルである。さらに、知的好奇心からアラビア語、大学の授業でスペイン語、そしてK-POPへの興味から韓国語も意欲的に学習しており、語学習得を自身の特技の一つとしている。

趣味は茶道、ファッションリサーチ、海外ドラマ鑑賞と多岐にわたる。日本の伝統文化から現代のトレンド、異国のエンターテインメントまで幅広く関心を持つ。また、頻繁な海外渡航を伴うモデル業ならではの特技として、時差ボケを素早く解消できるというユニークな一面も持つ。

兄と弟が一人ずつおり、三人兄弟の真ん中として育った。

主な出演歴

山本ソニアは、その個性的な魅力と表現力で様々なメディアで活躍している。これまでに、ファッション誌『Soup.』、『GLAMOROUS』、『NYLON JAPAN』、『VoCE』、『FUDGE Sis』、『an・an』、『ゼクシィ』、『25ans』、『LARME』など、多くの雑誌に登場している。

広告スチールでは、ファッションブランドの「favorito」、「SILAS WOMAN」、「adidas neo」、靴下専門店の「タビオ靴下屋」、流通大手の「イオントップバリュ」、美容関連では「銀座カラー」、「クリニカ エナメルパール」、「Ravijour」など、多岐にわたる企業のキャンペーンや商品広告に起用されている。

ファッションショーにおいても存在感を発揮しており、「CANDY STRIPPER」、「i Collection」、「NICE CLAUP」といったブランドのショーに出演。さらに、「GirlsAward 2015 SPRING/SUMMER」、「札幌コレクション2015」、「東京ガールズコレクション2015 A/W」といった国内有数の大型ファッションイベントのランウェイも数多く経験している。

多文化的な視点と語学力、そしてモデルとしての豊かな表現力を兼ね備えた山本ソニアは、今後も国内外での活躍が期待されるモデルである。

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