山本千尋

山本千尋のプロフィールと活躍

山本千尋（やまもと ちひろ）は1996年8月29日生まれの日本の女優であり、元武術太極拳選手です。兵庫県神戸市東灘区出身で、現在はスターダストプロモーションに所属しています。彼女は3歳から武術を学び始め、世界ジュニア武術選手権大会で金メダルを2度獲得するという輝かしいキャリアを持ち、アクション女優としての道を切り開くことになります。

幼少期からの競技生活

少女時代、山本は香港のアクション映画やカンフーを愛する母に影響を受け、中国武術の稽古場に通い始めました。小学生になってからは、週に6日も武術太極拳のトレーニングに励み、その熱心な姿勢が実を結びます。2008年の第2回世界ジュニア武術選手権大会では、金メダルと銀メダルを獲得。さらに、2010年から2012年にかけて、数々の全国大会での3連覇を達成しました。

彼女の競技人生は2012年の第4回世界ジュニア選手権によって一つの区切りを迎え、この時に獲得した金メダルなどの栄光を胸に、女優として新たな挑戦を始めます。

女優としてのデビュー

女優としての道が開かれたのは、2013年に日本テレビ系『スター☆ドラフト会議』に出演したことがきっかけです。そこでアクション女優としての可能性を見出され、幼少期からの憧れの存在であるジャッキー・チェンやジェット・リーに近づくことを夢見て、彼女は女優の道を歩むことになります。彼女の女優デビューは2013年の舞台『時空警察ヴェッカー1983』で、この舞台での経験が後のキャリア形成に大きく寄与しました。

彼女は2014年に公開された映画『太秦ライムライト』でヒロインを演じ、高い評価を受け、2015年には第3回ジャパンアクションアワードでベストアクション女優賞を受賞します。この受賞は、彼女のアクション女優としての地位を確立する重要な瞬間でした。

ハリウッドへの挑戦と更なる成長

彼女は2015年、高校を卒業後にアメリカへの留学を決意し、ロサンゼルスにあるアクティングスクールで演技について学びました。この留学経験は、アクション映画女優としてのキャリアをさらに広げる重要なステップとなりました。帰国後、2016年に公開された『キングダム』の特別動画で羌瘣役を演じ、その美しいアクションが話題に。以降も特撮作品や映画、テレビドラマへの出演を続け、多彩な役柄をこなしております。

彼女は2022年のNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』に出演し、NHKのドラマ作品でも存在感を発揮しました。また、同年公開の『キングダム2 遥かなる大地へ』では羌象役を務め、その演技が評価されました。

プライベートと特技

山本千尋は155cmの身長で、特技には中国武術の他にもアクションや殺陣、英会話が含まれ、趣味には映画鑑賞やスポーツ、サイクリングがあります。彼女は2022年に日本ボクシングコミッションのC級ボクサーライセンスを取得し、アクション女優としての幅を広げ続けています。山本はアクションを通じて「心のコミュニケーション」を大事にしていると語り、その姿勢が彼女独自の存在感を生み出しています。

まとめ

山本千尋は、武術の世界からアクション女優として華々しいキャリアを築き上げてきました。彼女は国内外のアクション銀幕での活躍に留まらず、時代劇やドラマでも存在感を発揮する注目のスターです。今後の活躍が期待されます。

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