山本尚史

山本尚史(ヨシタツ)の経歴

山本尚史（やまもと なおふみ、1977年8月1日生まれ）は、日本のプロレスラーで、現在はリングネーム「ヨシタツ」として知られています。岐阜県岐阜市に生まれ育ち、父はお寺の住職という家庭環境で育ったため、幼少期には読経を学ぶことができました。自身は長州力やグレート・ムタといったレスラーに憧れており、プロレスラーを目指すことになります。

来歴

新日本プロレス時代

山本は国士舘大学に通っていた際、レスリング部にも所属し、2002年に新日本プロレスに入門しました。同じ時期に入門した選手には中邑真輔や後藤洋央紀などがいます。アメリカでの修行を経て、2003年に後楽園ホールでデビューを果たしました。彼のデビュー当初の必殺技としてはバックドロップがありました。

2005年には藤波辰爾とのシングルマッチなど、大きな試合経験を積み重ねていきます。憧れのレスラーからのピンフォールを奪ったことが、彼の心に深く刻まれています。しかし怪我により2007年には約4ヶ月間の欠場を余儀なくされました。

WWE時代

2007年に無期限の海外遠征へ出発し、WWE傘下のFCWに入団。そこで「ミスター・ヤマモト」というリングネームで活動を開始しました。特に、初日の困難な状況を経験したことは、彼にとって重要な教訓となりました。FCW内でデビューし、多くの試合に出場しましたが、なかなか挑戦権は手に入れられませんでした。

2008年には新日本プロレスとの契約を更新せず、フリーとしてWWEトライアウトに合格。その後、リングネームをヨシタツへ変更し、ECWでのデビューを果たしました。ECWでは、三沢光晴へのオマージュを捧げた試合もあり、多くのファンに支持されました。

新日本プロレス復帰

2014年10月に新日本プロレスに7年ぶりに復帰。復帰試合では、AJスタイルズとの対戦や、再び世界の舞台での活動を展開します。しかし、首の怪我により辛い時期も経験しました。

現在の活動

山本は2020年1月に全日本プロレスに入団。自身のユニット「ヨシタツキングダム」を結成し、活動を続けました。しかし、2023年12月31日には全日本プロレスからの退団を発表し、現在DDTプロレスリングに参戦予定となっています。

得意技

山本の得意技には「ヨシタツ幻想（ファンタジー）」や「フライング・ニールキック」などがあり、独自のスタイルを築いてきました。彼のフィニッシャーは多くのファンに親しまれています。

プロレスラーとしての姿勢

山本は、「死んで地獄に落ちてもそこで楽しみを見つけられる」と語るほど前向きな考え方を持つ人物です。プロレスに懸ける情熱と、アメリカ時代の様々な経験が、彼をユニークなレスラーとしての地位を確立させています。

これまでのキャリアは順風満帆ではありませんでしたが、彼の努力と情熱は多くのファンの心を掴み続けており、今後の活躍に期待が寄せられています。

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