山田栄子

山田栄子の概要

山田栄子（やまだ えいこ、1953年6月13日生まれ）は、神奈川県横浜市出身の日本の声優、歌手、舞台女優です。彼女は81プロデュースに所属しており、長年にわたり日本のアニメ業界で重要な役割を果たしてきました。

経歴

彼女は横浜市立大口台小学校と捜真女学校を卒業し、その後東京デザイナー学院にて家具デザインを学びました。学生時代、偶然参加した国際演劇センターの制作『逆賊ハロワイン・ゲルトロード』で演劇の魅力に目覚め、役者を志すようになりました。大学時代には劇団芸協の研究生となり、そこで演技の経験を積むことになりました。

山田は1979年にアニメ『赤毛のアン』のアン・シャーリー役で声優デビューを果たします。デビュー後は主に少女役を演じていましたが、1980年代に入ると『太陽の使者 鉄人28号』の金田正太郎役など、少年役でも多くの作品に出演するようになります。特に『キャプテン翼』で演じた岬太郎役は非常に高く評価されました。

彼女のキャリア中、特に目立つのは『世界名作劇場』シリーズへの出演です。全23作品中、11作品に登場しており、その中では『赤毛のアン』や『愛の若草物語』の主人公役を担当しました。これにより、名作劇場を代表する声優の一人として広く知られるようになりました。

活動の変遷

1988年には出産と育児を理由に声優の活動を一時休業しましたが、その後も1990年代前半まで活発に活動を続けました。2000年にはがんの治療を受けるため一時的に引退し、青二プロダクションを退所しました。復帰後は2007年からNHK教育の人形劇に、本名である久村姓で出演し、2008年には『ポルフィの長い旅』にゲスト出演。その後も様々な作品に声優として参加しています。

2015年には81プロデュースに再所属し、2024年には第18回声優アワードで功労賞を受賞する予定です。彼女は舞台にも出演しながら、声優としての活動を続けています。

人物・特長

彼女の声はメゾソプラノからアルトまで広く、キャラクターに応じた多様な役柄を演じることが可能です。2008年のテレビ番組『大胆MAP』には、約20年ぶりに顔出し出演し、その存在感を改めてファンに示しました。家族には妹がおり、娘の久村夏里奈も声優として活動しています。

私生活ではスキーやウインドサーフィン、バイクに乗ることが趣味です。好みの言葉は「愛している」で、温かみのある人物でもあります。

結論

山田栄子は、日本の声優界で多くの人に愛される存在であり、数々の名作アニメや舞台での活躍を通じて、彼女の演技力は評価されています。また、彼女のキャリアは若い声優たちにとっても大きな憧れとなるでしょう。引き続き、彼女の今後の活動にも注目が集まっています。

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