山田由梨

山田由梨 - 多才な日本の作家・演出家・俳優

基本情報

山田由梨（やまだ ゆり、1992年1月1日生まれ）は、日本の作家、演出家、俳優であり、東京出身です。血液型はA型で、劇団「贅沢貧乏」の主宰を務めています。

来歴

彼女は1992年に東京都で誕生し、子役として芸能界にデビューしました。小学校2年生のとき、帝国劇場で上演されたミュージカル『レ・ミゼラブル』においてリトル・コゼット役として注目を集めました。その後、小学校卒業と同時に一度は芸能界から退きましたが、15歳のときに女優活動を再開しました。

2012年には、独自の劇団「贅沢貧乏」を立ち上げ、舞台の制作に取り組み始めました。彼女の作品は、観客に新しい視点や考えを提供することを目的とし、多くの対話や反響を引き起こしています。特に、2018年には『フィクション・シティー』が第62回岸田國士戯曲賞の候補に挙がり、2020年には『ミクスチュア』で再度候補となるなど、評価が高まっていることが伺えます。

人物

山田は若い頃から表現に興味を持ち、東京都立青山高等学校から立教大学に進学しました。彼女は大学で映像や演劇について学ぶ一方、学校内で公演を行い、「贅沢貧乏」の第一回公演を成功に導きました。この公演では、大学の仲間たちと協力して作り上げた演劇が観客からの好評を得ました。

彼女の演劇アプローチは、常にその時考えていることや向き合いたいテーマをベースにしており、それを表現することを重視しています。山田は演劇を通じて、社会との接点を見つけ、大切な問題について考えを深めるための手段と位置づけています。

脚本・監督・出演

山田由梨の作品は多岐にわたり、テレビドラマやラジオドラマ、さらには映画にも出演しています。彼女が脚本を手がけた作品には、テレビ朝日で放送された『女子高生の無駄づかい』や、AbemaTVの『17.3 about a sex』などがあり、それぞれのジャンルで独自の視点を提供しています。彼女は監督としても活動しており、特に『にんげんこわい』のシリーズでは自身の視点で物語を紡いでいます。

舞台での活動も豊富で、ミュージカル『レ・ミゼラブル』や、デヴィッド・ルヴォー演出の三島由紀夫作『黒蜥蜴』、さらに多様な独立プロダクションの作品に出演しています。映画にも積極的に参加しており、2014年の『みちていく』では女優としての存在感を示しました。

文筆活動

演劇活動だけでなく、文筆家としても活躍しています。雑誌『装苑』や『シアターガイド』などに寄稿し、自身の視点や体験を文章で表現しています。その作品は、読者に深い考察を促すものが多く、山田の独自の世界観を感じさせます。

受賞歴

彼女の才能と努力は評価されており、第15回 TAMA NEW WAVEコンペティションでは、映画『みちていく』でベスト女優賞を受賞しています。

外部リンク

彼女の公式ウェブサイトやSNSでも最新情報や活動を確認できます。興味のある方はぜひチェックしてみてください。

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