山田真由美 (柔道)

山田真由美

山田真由美（やまだ まゆみ、1976年6月25日 - ）は、千葉県流山市出身の日本の柔道家。現役時代は57kg級の選手として活躍し、現在は桐蔭学園高校柔道部の女子監督を務めている。夫は桐蔭横浜大学柔道部の監督である廣川充志。

経歴

小学校2年生で柔道を始めた山田真由美は、6年生の時に骨折をきっかけに一旦柔道から離れる。しかし、南流山中学時代に器械体操に取り組みながらも、3年生で再び柔道の世界へ。

松戸馬橋高校に進学すると、菊川慶一監督の指導の下、その才能を開花させる。1年生で全国高校選手権61kg級3位入賞。2年生の時には、菊川が市立柏高校へ転任するも、菊川の指導を求めて市立柏高校まで通い続けた。同年の全国高校選手権では、決勝で夙川学院高校1年の山本千鶴子に敗れ、2位となった。

埼玉大学に進学後も、1年生で正力杯3位、優勝大会2位の成績を収める。2年生の時には、選抜体重別3位、正力杯2位。左膝の靱帯損傷に苦しみながらも、3年生の正力杯では決勝まで進出し、純真女子短大1年の日下部基栄に敗れた。4年生になると、正力杯63kg級で優勝、優勝大会でも優勝を飾る。全国女子体重別では決勝で新改七星に敗れ2位となった。

1999年、大学の同級生である天尾美貴とともにコマツへ所属。環太平洋柔道選手権大会で優勝を果たし、全国女子体重別57kg級では決勝で日下部基栄に敗れ2位。福岡国際では、決勝で世界チャンピオンであるキューバのドリュリス・ゴンサレスに送襟絞で敗れた。2000年の選抜体重別でも決勝で日下部に敗れ、シドニーオリンピック代表を逃す。同年の全国女子体重別では優勝、福岡国際では3位入賞。

2001年にはアジア選手権で3位、全国女子体重別では連覇を達成。埼玉大学大学院の修士課程を修了後、2002年に現役を引退。2008年、桐蔭学園高校柔道部の女子監督に就任し、山本杏や嶺井美穂など、数多くの優秀な選手を育成した。寝技の名手として知られる小室宏二は、山田の腕挫十字固の極め方を絶賛している。2017年にはインターハイで朝飛七海と朝飛真美姉妹の活躍により、監督として全国大会初優勝を飾った。

主な戦績

61kg級
1993年 - 全国高校選手権 3位
1994年 - 全国高校選手権 2位
1994年 - ドイツジュニア国際 2位
1995年 - 正力杯 3位
1995年 - 優勝大会 2位
1996年 - 選抜体重別 3位
1996年 - 正力杯 2位
1996年 - 優勝大会 3位
1997年 - 正力杯 2位
1998年 - 正力杯 優勝(63kg級)
1998年 - 優勝大会 優勝
1998年 - 全国女子体重別 2位(63kg級)
57kg級
1999年 - 環太平洋柔道選手権大会 優勝
1999年 - 全国女子体重別 2位
1999年 - 福岡国際 2位
2000年 - フランス国際 5位
2000年 - 選抜体重別 2位
2000年 - 全国女子体重別 優勝
2000年 - 福岡国際 3位
2001年 - 選抜体重別 3位
2001年 - アジア選手権 3位
2001年 - 実業個人選手権 3位
2001年 - 全国女子体重別 優勝

外部リンク

山田真由美 - JudoInside.com のプロフィール（英語）

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